こんばんは。
最近オリンピック関連の話題が中心になっている昨今ですが,その前までは大津のいじめ自殺問題が大きく世間を揺るがせていました。
そして,昨日持ち上がった仙台の私立高校生の問題がまた大きく話題に上っております。
この問題は,根性焼きというたばこの火を押しつけられてやけどを負わせるという行為が問題となっており,大津の一件と同様いじめという範疇を超えた事件であると考えております。
そして,仙台東警察署は,大津の件も参考にしてなのか,本件について提出された被害届を受理したということでした。
ここで大きく問題となっているのは,学校側の対応です。
学校は,本件について認知し,今月3日に学校関係者や加害者生徒を交えて謝罪会なるものを開催したということでした。そして,その謝罪会において,加害者生徒は暴行行為の一部を認めたということでした。
しかし,8月6日,学校は,根性焼きの痕を見た他の生徒に動揺を与えたとして,その被害者生徒に退学届を提出することを希望しました。ただ,生徒側から反論を受けて,現時点では退学に至っていないようです。
学校は,いじめの有無について調査中であると回答しているそうです。
多分皆様も共通認識を持たれたと思いますが,この学校の対応は言語道断というほかないでしょう。
先日大津の事件であれだけいじめ問題,そしてこれに伴う大人の対応が物議を醸しておきながら,それを踏まえて今回のこの学校側の対応となれば,大津の件から何も学んでいないというほかありません。
学校が生徒をがっちりと守るべきかどうかは教育方針との関係で議論のあるところであると思います。しかし,少なくともいじめを行った側を支援しているとしか見られないこのような対応は,教育現場としてはあってはならないということしかいえないと思います。
学校側はいじめの有無を調査しているということですが,であればなぜ「謝罪会」という誰かに責任があることが前提の会を開いたのか,など不明な点ばかりで,学校側の今後の対応を注目せざるを得ません。
先日の件は公立学校の問題であり,制度によっては学区に居住している以上学校の選択権がなく,他の逃げ道を選べないという問題があります。
しかし,今回は私立学校ですから,加害者側に立って強い保護を示すような学校になど不安で通えないと思えば,そもそも受験しないという選択をされてしまう立場にあります。
そうなると,学校の経営上相当危ないことになりかねないくらいの事件であると思っておりますし,今回の対応はその辺りの認識が大いに欠けていたのではないかと思います。
いずれにしても,今後の関係者の対応については注目していきたいと思います。
阪神は,やはりリストラの話が持ち上がっているようです。
大変残念ながら,リストラ候補者といわれて思いつく選手が何人もおり,これも多額の年俸を支払う人気球団が負けた時の宿命ということなのでしょう。
これからどこまで勝ち上がるかは見ていくしかありませんが,選手達はそんな話題がこの時期に出てきてしまう状況を理解して頑張ってほしいと思います。
また思いついたら書きます。ではでは。