こんばんは。
今日のニュースを見ていたら,あるスキー場が,コース外に出た人への救助費用を全額請求するように検討しているというものがあったので,取り上げてみました。
発端は,1月26日,外国人9人が,スキー場のコース外に出て道に迷ったという事件です。
風はそれほど強くはないものの,細かい雪が舞っており,視界は悪かったそうです。
9人は,スキー場のパトロール隊により,スキー場から2.5キロ離れたところで発見され,夜遅くにパトロール隊の先導で自力下山したということでした。
しかし,救助された人達は,報道陣にVサインを見せるなど反省した様子はなかったそうです。
スキー場は,今回の救助費用の数十万円について遭難者に全額請求するということです。
遭難者は,救助費を請求されるとは知らなかったし,スキーの保険に加入しているもののコース外に出てしまったため保険適用はないだろうと話をしているそうです。
このスキー場では,一部の場所からコース外に出られるようになっているものの,コース外に出た場合は自己責任だということです。
このニュースを見ていて,ルールを守らずに利用した客に対して救助費用を全額請求すること自体はよいことだと思いました。
もともとの救助を誰が主体で行うのかは記事からはわかりませんでしたが,救助を行う人はそれなりのコストとリスクを抱えて救助に臨むのですから,ルールを破って状況を招いた人に対してそのコストを請求するのは当然だと思えるからです。
また,このような対応をするという情報を広めることによって,安易にルールを破ることを防ぐ効果もあるだろうと思います。
一方,このような対応をする場合,ほかのスキー場に顧客が流れる可能性も否定できません。
ですが,このような顧客はほかのスキー場でも同様の問題を引きおこすことが懸念され,そこを含めてほかのスキー場がそれを是とするかどうかという問題なのだろう十もます。
また,この費用についてどのように回収するのかも問題でしょう。
今回は外国人が問題になっていますが,もしも支払わずに自国に帰国した場合,おそらくコストをかけてまで回収作業に臨むことをする可能性は低いでしょう。
保険対応可能な場合,保険会社から回収できるとは思いますが,コメントにあるようにコース外の遭難では保険が利かないのであれば遭難者本人の誠実さに期待するしかないということなのでしょうか。
そうすると,このように全額請求と銘打ったとしても,実際に回収のことまでは考えておらず,どちらかといえばそのような強硬手段も辞さない強い姿勢を持ったスキー場だとアピールするための便法のように見えました。
そして,もしもそれがアピールの便法なのだとすれば,それだけこの問題にスキー場が困っていることの裏返しなのだろうと思います。
何事もルールを守らない人は一定数出てくるものであり,ルールを作る際にはそれをいかに守らせるか,守らない場合にはどのように解決をするのかということは常に問題になると思います。
甘く対処するとルールが形骸化しますが,厳しすぎると客が来なくなりますし,そのバランスをどうとるのかということも大いに問題でしょう。
おそらく日本中のスキー場が抱えている問題と思われ,いろいろな事例を出し合って足並みをそろえた対応をした方がいい事案であろうと思いました。
阪神の新外国人ロサリオさんですが,投手を除く全ポジションでの起用を歓迎すると宣言したということでした。
ロサリオさんがこのような寛大な物言いをしてくれること自体はありがたいのですが,一方でこれを真に受けるのは本当に止めてほしいと思います。
ロサリオさんの前評判は,打撃は素晴らしい一方,守備はいろいろと問題ありというものだったと思います。
ロサリオさんを獲得してきた理由はその打撃なのですから,打撃に専念できるような守備位置で起用すべきであり,守備まで考えることは今はまだ速いと思います。
捕手とファーストとの併用という記事を見ていてもやや不安を感じるのに,守備を見たことはないものの,ほかの守備位置との併用と考えるのは止めてほしいと思います。
おそらくこれを本気で捉えた人はいないだろうと思うのですが,そういう人がいたのだとすれば,それは考えを改めてもらいたいものです。
ロサリオさんですが,大変まじめだという前評判もあるようです。
その辺りはあまりよく分からないのですが,まじめな人だと相手を分析したりして順応も速いというメリットと,まじめすぎて追い込まれてスランプに陥りやすく,陥った時に抜けるまで長いというデメリットの両面がよくいわれると思います。
ロサリオさんのタイプまでは分からないのですが,その辺りは成績が安定するようなタイプだとありがたいと願うばかりです。
また思いついたら書きます。ではでは。
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