こんばんは。
今日は,あるサイトに載っていた阪神の奪三振数の高さについてご紹介します。
セリーグ他球団の奪三振数は一番多いところで読売の999なのですが,阪神だけは1119という異次元の数字を誇っているようです。
この内訳の高順位のところを見てみると(以下敬称略)
能見 186
岩田 133
メッセ 122
スタン 116
藤川 80
久保 73
榎田 71
といったところでした。
また,球団別の100奪三振をとった投手の数については,阪神が4,読売・広島さん・中日さんが3といった具合です。
ここからだけ見ると,阪神の先発投手陣はなかなか粒ぞろいと思われます。
ただ,このサイトで挙がっていたもう一方の数字「与四球数」も挙げてみたいと思います。
これを見てみるに,セリーグ他球団はいずれも300台で抑えているところですが,阪神は413とやや多い傾向にあります。
また,故意四球数についても,セリーグ他球団は少ないところでは10台,多くても20台なのですが,阪神だけは35と突出しています。
これらを見ると,阪神投手陣の投球傾向は,多少無理をしてでも三振を狙いにいって,そのために四球が増えるというリードをしているのではないかと思えます。
これらの挙げた数字の中には,「三振を狙いにいって打たれた数」というものが勘定に入っていないため,三振を狙いに行くリードの善し悪しは分かりかねます。
つまり,上記の数字を単純に足し引きするだけならば,与四球数よりも奪三振数が上回っているので,一見この戦略は当たりに見えます。
しかし,三振狙いの場合は投球を読まれやすくなるでしょうし,その分ヒットが出てしまう傾向になるのかもしれないと思うと,三振を狙いにいって打たれた数がわからない限りは善し悪しを判断できないということです。
現に,あれだけ優秀なイメージのある能見さんの防御率等が,投手全体の番付で見るとそこまで高くないのは,それなりに打たれているからなのではないかと思います。
ただ,狙って三振がとれる優秀なメンツをこれだけ揃えているということは間違いないので,今年は三振狙いの方向で行くのかどうなのか,いずれにしても楽しみということになるでしょう。
また思いついたら書きます。ではでは。