こんばんは。
今日の記事を見ていたら,現在甲子園で活躍しているある高校の吹奏楽部に関するものがあったので,取り上げてみました。
吹奏楽部の部員は21人で,4年連続の出場がかかる南九州小編成吹奏楽コンテストの県予選に挑んでいました。
ところが,その予選に挑む最中,野球部の甲子園出場が決まりました。
南九州大会は8月11日なので,県予選を通過しても,甲子園の応援を優先すれば大会には出られないこととなります。
そこで,7月下旬に職員会議が催されました。
教員の多くは「コンテストに出るべき」と述べたそうです。
また,吹奏楽部の3年生6人も話し合いを重ねたそうで,中には「コンテストに出たい」と涙を流す部員もいたということでした。
しかし,演奏がなければチアリーディングもできず,応援が一つにならないということで,最終的に吹奏楽部は「野球部と一緒に演奏で日本一になる」とコンテストの出場を断念する決断をしたということでした。
そして,8月1日の県予選では,上位入賞しても南九州大会を辞退すると主催者側に伝えて出場し,金賞を受賞したということでした。
この記事を見ていて,私は美談とは感じませんでした。
生徒や教師達内部者が出した結論に対して外部者がどうこういうのはよくないと思いますし,決断の過程に色々なドラマがあってそこでの登場人物達の決断があったことは素直に肯定的に考えたいと思います。
ですが,もっとも問題意識を持つべき対象は学校です。
学校は,両部活の主要な大会の時期をきちんと把握せず,安易に吹奏楽部に甲子園で活動させればよいと考えていたから,実際に両部活ともに成果を上げた時にどうしようもなくなったのでしょう。
もともと両部活とも強豪なのですから,このような事態が訪れる可能性が大いにあったことは早い段階で察知すべきところを,その点を察知していたのか,もしくは察知すること自体を失念していたのか,いずれにせよ学校の罪は重いと思います。
そして,このような残酷な決断を吹奏楽部の生徒にさせたことも問題でしょう。
確かに生徒の意思を尊重せずに決定することはよくなかったと思います。
ですが,吹奏楽部にとっては,自分の活動がもっとも大事にされるべきものであり,それを大人の事情で甲子園の応援の方に回ってほしいという依頼をし,そのような勝手な都合で生徒を惑わせたのですから,それはよくなかったと思います。
生徒の側としてみれば,甲子園の応援を断るという選択肢が事実上存在していたのだろうか,私としてはそのことがはなはだ疑問であり,にもかかわらずこの結論をさも生徒達の話し合いの上での意思決定のように話を出すというのは私には非常に気の毒に思えました。
この高校は甲子園で勝ち進み,野球では名を上げたと思いますから,これで野球の入学希望者は増えることでしょう。
ですが,一方で吹奏楽部は金賞を取れるくらいの強豪であるものの,この記事を見た中学生にしてみれば入学希望を持ちづらいのではないかと思いました。
阪神は,首位広島さんとの戦いにおいて,昨日今日とほぼどうしようもない負け方をしました。
これだけ無抵抗に勝ち星を献上している姿を見ていると,もはや何とも思わなくなるものです。
チームとしても,何の対策を講じた形跡もなく,フリーパスですべてが進んでいるように見えましたし,安易な四球などから点が入って気づいたら敗戦というのももう見飽きました。
ネット上では,金本監督のふるさと納税などとも揶揄されていますが,そのようにいわれても仕方ないくらいの負けっぷりだったと思いますし,もはや特にコメントすることもありません。
明日も広島さんとの試合をするのですが,明日もこんな風に勝ち星を無抵抗で献上するのかと思うと気持ちがもやもやします。
負けたくて負けているわけではないと分かっていても,せめて納得しやすい試合を見せてもらいたいものです。
また思いついたら書きます。ではでは。
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