こんばんは。
今日の記事を見ていたら,ジョジョの奇妙な冒険が映画化するというものを見ました。
ジョジョの奇妙な冒険は大変な長期連載の人気作品で,私が小学生の頃には気づいたら既にジャンプで連載していたという,私の中ではこち亀と同じくらいいて当然というような作品です。
初めて読んだ時には子供ながら絵が受け付けなかったのですが,年を経てから読んでみると子供向けにしていたかのようなしょうもないやりとりがあったり,子供じみた狂人がおかしく書かれていたり,文句なくかっこいいキャラがいたり,敵キャラも魅力的であったりと,短文では語れないほどの魅力を持った作品であると気づきました。
このような作品となれば,当然ファンも非常に多く,私が想像している以上に世間ではジョジョフリークが多いようで,特に独特なポーズや名言などは古い時代に使われていたものでも未だ流通しているという人気ぶりです。
この中でも人気なのは3部,4部,5部,7部のようですが,個人的には2部が好きです。
スタンドが出始めた3部はまだ理解できる能力が多かったのですが,シリーズが進むにつれて話をおもしろくするためなのか,単純な能力ではなくより複雑になっていきすぎてしまって,一読しても何が能力の核心部分なのか理解できないというものが増えてきました。
私は,単純なものにこそ機能美があると魅力を感じる傾向が強く,その意味ではスタンドは3部のものがよい,できればスタンドがない時代の方がおもしろかったと考えています。
そうなると,2部は波紋の力を軸に,ジョセフが策略を巡らせて戦っていくということで,私の好みには合うことになります。
また,3部以降は難敵が出てきてそれを工夫して倒すなどとシナリオがパターン化している傾向が見受けられることもありましたが,その点2部はパターン化していないシナリオであったため展開がおもしろかったと思います。
問題は尊大なはずのラスボスが,実際に戦うという時になったら異様に小物だったということですが,そこはそれまでの展開を考えれば十分目をつぶれると思っています。
さて,私の語りは横に置いておくとして,そんなジョジョが実写映画化するそうです。
実写化するのは4部,監督とキャスティングも公表され,ロケ地はなぜかスペインだとか。
私は,最近非常によく見られる漫画の実写化は非常に反対しており,この映画もよほど評判がよくなければまず見に行くことはないだろうと思っています。
確かに実写化は作品を見ている中での一つの夢であり,幻想の世界を具現化するとどうなるのかというのは興味がないわけではありません。
ですが,漫画などの抽象度の高いものは,個々の読み手において作品の解釈が異なっており,例えば世界観やキャスティング,舞台設定,動き,声といった一つ一つのものについて個々の希望が変わっていると思います。
この手の映画を作る際には,その読み手の最大公約数を反映して作らざるを得ないと思うのですが,そうなると無難な出来になってしまうことは否めないと思うのです。
また,映画の尺の都合上,どうしても削らねばならない箇所は出てきますが,そこが原作を好きな人にとってなぜ削ったのかと議論になることもしばしばあり,編集の仕方一つとっても物議を醸したりします。
一方,そのような呪縛から解き放たれるため,舞台設定は原作のものを用いることとして,脚本家がオリジナルストーリーを作ってそれを実写化するという考えもあろうかと思います。
ですが,それはよほどうまくやらねば作品の世界観を破壊してしまうことにもつながりかねず,こんな出来になるのならなぜ原作に忠実に作ってくれなかったのかという作品をこれまでも数多く見送ってきました。
かつても北斗の拳やシティハンターの問題がありましたし,数年前は忍者ハットリくん,ゲゲゲの鬼太郎,ドラゴンボール等の件もありました。
最近でもこち亀や宇宙兄弟,進撃の巨人,テラフォーマーズ等,ちょっと思い出しただけでも色々と挙がってきます。
いっそ地獄甲子園のように,もはや原作も壊れていて,脚本家も好き勝手に壊しましたというのであれば別に納得するのですが,それは原作が壊れているから許されることと思います。
その系統でいけば,銀魂の実写化は期待していいのかもしれません。
ですが,私は保守的なのかもしれませんが,原作が名作であればあるほど実写化という冒険をすることは成功率が低くなってしまうことはやむを得ないと思います。
原作のネタ不足という問題もあるのかもしれませんが,そろそろ漫画の実写化は控えるという流れにならないものかと思ったりしております。
パリーグは日ハムさんが優勝しました。
大谷さんが完封勝利で10勝目ということですが,打者としても打率3割2分,ホームラン22本と阪神にいれば中軸になることは間違いない数字ですから,本当にすばらしい選手なのだろうと思います。
才能に恵まれた人がたゆまぬ努力をするとここまでできるのかと思うと,本当に頭が下がります。
日ハムさんは最大11.5ゲーム差をひっくり返しましたが,正直言ってソフトバンクさんが優勝を逃すとは思っていませんでした。
しかし,途中からの失速ぶりはどうして発生したのか理解できないレベルのものであり,私自身それをうまく説明しづらいです。
もちろん主力を怪我で欠いたことはあるのですが,それでも層の厚さを考えればソフトバンクさんが順当に優勝するだろうと思っていただけに,あの戦力で何が問題になったのか,私は非常に興味があります。
それは,戦力に劣るチームが勝るチームを倒す方法ということのヒントになると思われ,来季の阪神においては是非とも参考にしてもらいたいものです。
阪神ですが,マテオさんとサターホワイトさんについては残留の方向で調整をするそうです。
特にマテオさんは,怪我で二軍落ちして復帰して以降は非常に成績がよく,この投手を手放す理由は阪神には全くないと思います。
また,ドリスさんは帰国し,これから手術だそうで,その経過を見るまで来季契約は保留のようですが,それでもドリスさんが今季ほどの活躍が見込めるならば絶対に確保しておくべき選手だろうと思います。
ドリスさんはまだ若いですし,この選手を阪神がうまく育成していければ,おそらく去年まで相当苦しんだ中継ぎ問題は大きく解消されると見込まれます。
また思いついたら書きます。ではでは。
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