こんばんは。
阪神は,先週金曜日から甲子園で広島さんとの3連戦でしたが,終わってみれば2勝1敗で勝ち越しました。
この3連戦の前,広島さんは10連勝中と非常に強く,阪神が太刀打ちできるのかとやや不安はありました。
ですが,10連勝の起点は阪神が与えたもので,その前の試合は阪神が勝っていましたから,10連勝を止めるのは阪神であってもらいたいと思っていました。
それが2勝1敗でしたから,上出来といって差し支えないと思います。
この3連戦ですが,勝ち方,負け方がよかったと思います。
特に,昨日の敗戦ですが,初回で大量失点して,それ以後も流れを引き寄せることもできないというものでした。
これだけ聞くと何がよかったのかといわれるところですが,試合の早い段階で敗戦を敗戦と受け入れたまま進めていけたからこそ,余計な労力だけでなく心理的にも引きづらずに切り替えの利きやすい負け方だったように思えます。
また,今日の勝ち方は,接戦で終盤に点をとって勝ちまして,延長戦に入る前に終わりにできました。
こうした接戦をとれるのは,チームとしては非常に状態がいいと思いますし,今日の勝利は肯定的に捉えています。
最近の阪神の勝ち試合に共通している一つの要素は,使われる中継ぎ投手でしょうか。
7回から桑原さん,マテオさん,ドリスさんというように使われることが非常に多いですが,まだシーズン序盤にもかかわらず多用されすぎであると心配もしております。
特に,先発が完投するという試合は今のところないので,抑えのドリスさんは勝ち試合には毎回登板させられており,非常に心配です。
そういうことがあればこそ,昨日の負け試合では3人のいずれも登板させることがなかったのが非常によかったと思います。
これは,なまじ中盤で敗戦見込みとなれば登板の可能性もあったところですが,序盤で敗戦見込みが見えてしまったため,3人をまるまる休ませられたというのが非常にありがたいことでした。
打つ方は,今日は今日は最小限のヒットという感じでしたが,それでも打つべき時に打つという決定力を見られたので,それで十分であろうと思います。
去年から出始めた原口さんは,まさに阪神にとってはなくてはならない打者となり,これまで阪神に決定的に欠けていた決定力を示してくれております。
また,今の阪神には,高山さん,福留さん,糸井さんという同じく決定力のある打者が多く存在し,鳥谷さんも復活しつつあるだけに,今の阪神打線は非常に重厚であると思えます。
そして,なんといっても前回の広島戦から大きく違っている点はエラーが大きく減少したということでしょうか。
開幕カードの阪神広島戦を思い出すと,お互いエラーが多すぎて,もはやプロの試合だと評価することも難しい状態でした。
それが,ここまで来てそれぞれの選手がポジションになれてきたのか,ずいぶんエラーが減りました。
特に,鳥谷さんと原口さんの守備がそれなりに安定してきたのが大きいと思います。
また,高山さんも先日よい送球を見せていましたし,徐々にまともになりつつあるように思えます。
今日の試合のような接戦を見ていると,極めて基本的なことではあるのですが,エラーをしないというのがいかに大切なのか,エラーをしないと負けづらくなるということが非常によく分かりました。
先発投手陣も,藤浪さんが大いに復調傾向にあり,能見さんも戦力としてまだまだ計算できそうだという状況を見ると,青柳さんも修正できれば,ローテーション6枚を一応そろえることができそうだという気もしております。
こうなると,阪神は現状相当安定していると思われ,あとは選手の脱落を極力減らすこと,特に酷使しすぎないことが大事であろうと思いました。
そして,この点を考慮すればこそ,上記の中継ぎ投手をいかに温存できるかが重要であり,それはスタミナのある先発投手がどれだけの回を投げられるのか,打者が大量得点をとってくれるのかという点が問題になるでしょう。
ここで,昨日一つ問題のニュースが入ってきたのが,藤浪さんのインフルエンザです。
おそらく1週間は休養が必要でしょうが,病み上がりですぐに長い回を投げさせることは難しいでしょう。
藤浪さんは,前回登板でまさに次世代エースという働きをしてくれただけに,ここでの病欠は非常に痛いところですが,それでも後に引かないようにするためにはじっくり休養してもらいたいものです。
調子には波がありますから,そのうち大型連敗をすることもあるでしょうが,それでもトータルで勝ちきれるように,勝てる時に勝ち星を積み重ねてもらいたいものです。
とりあえず,今日はどの球団も勝ちきれなかった主位広島さんに勝ち越しをできた,というよりも主位広島さんに対して唯一勝ち星を挙げられたチームとして誇りたいと思います。
また思いついたら書きます。ではでは。
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