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 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,イタリアで,女が赤ちゃんを買った後に返品したというものがあったので,取り上げてみました。

 この女は,交際相手がいたのですが,刑務所に収監されておりました。
 また,最近2回流産していました。
 そのような背景の元,家族に対して,自分が妊娠しているという話をしてしまいました。
 そこで,ルーマニア人の女が生んだ赤ちゃんを約240万円を買ったということでした。
 しかし,その赤ちゃんは,ルーマニア人の女とマリ人の男の間の子で,混血であったことから,皮膚の色について家族に説明できないと困ったそうです。
 そのため,イタリア人の女は,赤ちゃんを買った3日後にルーマニア人の女に返していました。
 女2人は,赤ちゃんの登録手続の問い合わせを役所にしていたのですが,役所に約束の時間になっても姿を見せなかったため,警察が捜査を開始したということでした。
 そして,警察がイタリア人の女から事情を聞いたところ,ネット通販で購入した腹部に付けるゴム製の装具で妊娠を偽っていたと発覚したということでした。
 最終的に,警察は,この女2人と赤ちゃんの売買を仲介したモロッコ人の男を拘束したということでした。
 赤ちゃんは女の子で,実父の働いている場所も明らかになったとのことです。
 赤ちゃんは現在養護施設に預けられているものの,実父に引き取られる可能性もあるとのことです。

 こうしてみてみると,改めていうまでもないのですが,人身売買というのは非常に残酷なものだと思いました。
 赤ちゃんにしてみれば自分がどのような扱いを受けていたのかは全く分かっていないでしょうが,将来自分が金銭で取引をされて母親の手から別人に渡されたと知った時にはなかなか立ち直れないと思います。
 父の所在が分かっているということですが,父も自分の子の動向を把握していなかったくらいですから,仮に父が引き取っていったとしても子供が幸せになれるのかと大いに疑問です。

 また,今回イタリア人の女が売買に手を出した理由も非常にどうしようもないものだったと思います。
 流産の経験というのは極めて精神的に大変だったとは思うのですが,嘘をついてまで家族をぬか喜びさせたかったがために子供を買ったというのは,妊娠したとついた嘘がそこまでしてなすべきものだったのかと大いに疑問に思うところです。
 仮に白人の子供だったとしても,そんな風に買ってきた赤ちゃんを果たして自分が愛情を持って大人に育てられるのか不明です。
 また,子供に対して,いつか物心がついたときにどんな説明をできるのかも全く想像が付きません。

 日本では人身売買の話はあまり聞きませんが,世界ではこういうことがまだ行われているのでしょうし,そういったところに触れていない我々は幸せなのかもしれません。
 刑法では人身売買を規制しておりますが,私は幸いにしてそのような関連の事件を担当したことがないので,きっとほとんど件数もないのでしょう。
 日本で人身売買が行われなくなったのはどういう経緯なのか,詳細は分かりませんが,そういった考えを今後も浸透していけるよう,教育は重要だと思いました。


 今日の阪神ですが,初回は危なかったものの,その後は接戦を制しました。

 昨日の試合の守備ミスを見ていて,鳥谷さんの処遇をどうするのかと思っていましたが,ついにキャンベルさんがサードスタメンということで首脳陣が決断をしました。
 この決断は遅すぎるとすらいえると思いますが,それでも決断をしただけでもよかったとは思っています。

 そんなキャンベルさんもタイムリーエラーが出て,結局鳥谷さんでもいいのではという意見も出るかもしれません。
 ですが,鳥谷さんは今後も戦力として期待はしたいものの,もはや出続けることをさせてはいけない,適度の休養を要する選手だと思うので,基本的にキャンベルさんと鳥谷さんをある程度入れ替えて使っていくという方向でいいように思います。

 打線においては,上本さんがよく活躍できていますが,一方で現状上本さんが頑張らないと打線が機能していないように思えます。
 今日は北條さんと福留さんもタイムリーを打ちましたし,糸井さんも猛打賞でしたが,やはり上本さんが軸になっていると思われ,シーズンが始まる前にこれは想像していなかったと思っています。
 
 中谷さんですが,高山さんの代わりに出るようになってその活躍ぶりを見ていると,守備が高山さんとは雲泥の差だと思います。
 これまで打力を買われて高山さんが出ていましたが,最近不調な状態が続いており,よほど打力が復活しないと守備を考えて当面中谷さんになってしまうでしょう。
 守備軽視のツケが来たというようにも思うのですが,このことは若手も守備を重視してやっていけば出番があるということの裏返しなのかもしれません。

 能見さんについては,初回を見ていた限りでは長い回を任せられないと思ってしまいましたが,2回で60球も投げたのにそこから6回まで投げてくれるとは予想を裏切る仕事ぶりだったと思います。
 これだけ頑張って仕事をしたのですから,できれば勝ちを付けてもらいたかったですが,こればかりは打線の問題ですし仕方なかったでしょうか。
 今日はそこからの継投もよかったですが,セーブの就く場面にもかかわらずドリスさんが出てこなかったことは気になります。
 二軍落ちしていないということは怪我ではないと思うものの,単なる休養なのでしょうか。
 昨日のような展開でドリスさんを疲弊させたことはチームとして重く受け止めるべきだと思っていますが,それが原因でドリスさんを今日は休ませたとするならばそれはそれで受け止められると思います。

 去年はゴールデンウィークで大敗してからどんどん悪いチーム状態になっていったと記憶していますが,今年は今のところまだ大丈夫に見えています。
 ただ,上記のドリスさんが抑えで登板しなかったことが不安で,ドリスさんを欠いてしまえば阪神は一気に落ちていくというように思っています。
 また,24試合中23失策,しかも記録にならない凡プレーは数知れずというところで,守備から崩壊していく姿が容易に想像できます。
 去年も守備が酷かったですが,今年もなかなかなもので,これを何とかしないといつ転落してもおかしくはないという危機感を持っています。
 鳥谷さんのスタメン落ちはその対策の一つであろうと思ってますが,首脳陣としては守備を軽視しすぎずにチーム運営を考えてもらいたいものです。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(1)  | trackbacks(0) | 22:00
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