こんばんは。
今日は,昨日の楽天・西武戦で,楽天さんがわざとアウトになったとして問題になっているというお話を取り上げたいと思います。
この試合では,楽天さんは3回までに6点を取り,4回までに6対2と大量リードする展開を迎えておりました。
ところが,3回くらいから雨脚が強まってきて,試合中止の危機を迎えました。規則では,5回まで終われば試合が成立することになりますが,5回が終わる前に試合が雨天中止となればノーゲームとなって,折角の勝ち星を得ることができなくなります。
その意図があってか,楽天さんの4回裏の攻撃では,聖澤さんが振り逃げにもかかわらずベンチに引き上げたり,高須さんがヒットで出塁しても怠慢走塁であっさり牽制死となったり,松井稼頭央さんはセーフティバントを狙っていないと思えるのにバントの構えをしてストライクカウントを増やした挙げ句に始球式の時のような無気力なスイングをして三振になりました。
ところが,その後結局雨天中止とならず,それどころか西武さんが追い上げてきて一時は同点となり,最終的に楽天さんが8対7で逃げ勝つという非常に危うい展開で終了しました。
この試合については,勝利のためとはいえ無気力プレーをくり返して危機を招き,挙げ句スレスレで勝利したということで,「ファンに失礼である」などのたくさんの批判を受けております。
私としては,試合を成立させて勝ち星を得るためにわざとアウトになる展開は,戦術として理解致します。しかし,プロ野球は興業であるという側面も持ち合わせているので,野球観戦を楽しみにわざわざ雨の中やってきたファンにとってはどうだったのかなと思います。特に,場所は被災地仙台,被災地に夢を与えるべき任務を負っているはずのプロ野球としては,露骨すぎる無気力は勝利を得たとしても期待に添えたといえるかは難しいかもしれません。
先日から横浜さんの返金問題が話題となっておりますが,このような試合の存在があるからこそ勝ったとしても返金という制度にしたのではないかと思います。その意味ではやはりあの返金制度の全てを否定することはできないと思います。
もちろん,先日私がブログを書いた試合以外は相当な割合で返金を申し出ているようで,その弊害を理解しないわけではありません。また,中畑監督が仰るように,全力で取り組んだにもかかわらず返金が殺到するとすれば,それは選手の心をくじくことになることもよく理解できます。
しかし,この制度をしっかり設計すれば,少なくとも今回の試合を見に来たお客さんの担保にはなるという気がして,制度設計をしっかり考えないまま制度を終了させるのはもったいないと思っています。
今日の阪神は,珍しくというのも失礼ですが,3点を先制する展開を迎えております。
今日は能見さんなので,多分大量失点ということはないと思いますが,それでも横浜さんは最近負け試合がかなり少ないイメージなので,やはり侮れないと思います。
最近の貧打を考えれば贅沢極まりないですが,できれば追加点がほしいところです。
また思いついたら書きます。ではでは。
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