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 こんばんは。


 昨日は阪神がロハスさんと契約見込みという記事を見て驚きましたが、今日は阪神がアルカンタラさんと大筋合意という記事を見て驚きまして、そのことを取り上げたいと思います。

 アルカンタラさんは韓国リーグで活躍した投手であり、今季の成績は20勝2敗、防御率2.54、奪三振182、四死球39という驚異的な成績を上げました。
 韓国リーグは打高投低とよく言われており、打者については好成績をあげていたとしてもなかなか信用してよいものかと不安になりますが、そんなリーグで大活躍した投手というのはやはり相当な実力者と考えるべきでしょう。
 この数字の中で特筆すべきは四死球でしょうか。相当制球力のある投手のように思われ、20勝できるだけの登板数を考えればスタミナも相当なものでしょう。
 また、ストレートは平均150キロ超、スライダー、スプリット、チェンジアップ、ツーシームと、球速が出るだけでなく変化球も曲がる球、落ちる球、球速差のある球と充実しており、これに制球力がつくとどうなるのだろうと思ってしまいます。

 先日チェンさんを獲得するという話が出て、先発陣が充実しそうだと思っていたのですが、アルカンタラさん獲得となればかなり投手の構想が変わってくると思います。
 これまで先発投手として考えていた6人がいるわけですが、アルカンタラさんが加わったことで投手の何名かを中継ぎ投手、特に抑え投手に回すということが考えられるわけで、スアレスさんが抜けることを思えばこのことは非常に大きいと思います。
 中継ぎ投手に回される筆頭は今季中継ぎで活躍できた藤浪さんになるのでしょうか。
 藤浪さんは日本を背負って立つ投手になる存在だと思いますので、できれば先発投手としてやっていってほしいとは思いますが、また途中のイニングで制球難が出て崩れてしまうかもしれないことを思えば、短いイニングを全力で投げた方が好成績が残せるのではと期待できるようにも思います。
 悩ましいところではありますが、選択肢が多いことはよいことだと思うので、単純にありがたい話だと思います。

 このように優秀な外国人選手を複数獲得できたことで来季に向けた阪神の本気度が非常によく理解でき、現時点においては首脳陣に対して謝意を示したいと思います。
 まさかここまでやってくれるとは思っていませんでしたし、あれだけ注目度の高い球団にもかかわらずこれらのニュースがこれまで大きく報じられてこなかったのは、阪神球団が本気で取り組んできたことの証左なのでしょう。
 今季を振り返れば、コロナ関係での緩みが多く見受けられ、綱紀が緩んだ球団体質についていろいろと思うところはありましたが、今回の補強はこのような問題点からファンが消極的評価を持ったことに対する危機感という側面もあるのでしょうか。
 いずれにせよ、阪神球団がここまでやってくれたことは評価したいと思います。

 こうなると問題になるのは外国人枠でしょうか。
 来季もコロナの特例で枠は4名ということですが、ロハスさんとアルカンタラさんは確定としても、残り2枠を誰に当てるべきかが悩ましいです。
 うち1枠は打者に当てるべきでしょうから、マルテさんかサンズさんのどちらかになるのでしょう。
 そして、もう1枠は先発としてチェンさんにするのか、中継ぎ投手としてガンケルさんにするのか、はたまた積極的な攻撃布陣ということでまさかの外国人野手3名体制をとるのか、という感じでしょうか。
 個人的には、チェンさんを登録し、抑え投手は藤浪さんを初めとする日本人投手の誰かを当てるのではと思っているのですが、それも今後のキャンプなどの状況によって変わっていくことでしょう。

 有力な選択肢が多く出てくると考えることも自然と楽しくなりますし、来季は本当に優勝できるのではと期待できると思っています。
 あとは読売をどう崩せるのかということにかかっていると思います。
 一足飛びで勝ち越しとまではいわないまでも、あんなにカモにされていては優勝などあり得ませんから、来季は読売をいかに倒すか、そういったところを見せてもらいたいものです。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:59

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