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2014.10.18 Saturday
 こんばんは。

 タイトルの通り,阪神は見事日本シリーズに進出しました。
 この喜びをどう表現してよいものかは難しいのですが,とりあえず
やったー
と大きな文字で書いておくことにします。

 日本シリーズに進出するチャンスがある以上は頑張ってほしい,十分いけるだろうというようには思っていたものの,まさかの4タテで進むことができるとはまったく思っていませんでした。
 しかも,相手は,9月に3連敗を喫し,事実上その試合をもって優勝を妨害されてしまったというあの読売だというのだから,その気持ちよさというのは言葉に表しようもありません。
 いやはや,本当にご飯がおいしいです。これだけで,ご飯が数杯食べられるような気がします。

 ファイナルステージを振り返ってみると,結局登板した投手がみな最低限必要な仕事をしてくれたこと,野手の大半が打つ方でも守る方でもそれなりに活躍をしてくれたことが全てだと思います。

 投げる方は,MVPになった呉さんを始め,先発,中継ぎの全ての投手がかみ合っていたように思います。
 miruさんのコメントにもあったように,今日は9回に2発食らってしまって,さすがの呉さんも疲れてきているのかとやや焦りましたが,それでも今日も仕事をしてくれたというように思います。
 松田さんも,シーズン終盤に少々投げただけでクライマックスシリーズに投入され,本人もおっかなびっくりだったとは思いますが,それでもよくやってくれました。

 打つ方は,鳥谷さん,ゴメスさん,マートンさんという中心選手が万遍なく打ってくれ,特にゴメスさんは打点王としての貫禄を見せてくれました。
 また,クリンアップだけでなく,西岡さん,上本さん,福留さんもいい仕事をしてくれまして,特に福留さんは前半戦は何だったのかというくらいすばらしい働きを見せてくれました。

 守る方は,大和さん,上本さん,鳥谷さん,西岡さんが非常にいい守備を見せてくれました。
 特に,昨日の大和さんのダイビングキャッチはすばらしく,彼は打てなくてもスタメンで出すべき選手であると思いました。

 ただ,読売と決定的に戦力差があったとは思いません。
 読売は,9月に阪神や広島さんをあれだけ叩けていましたし,結局は調子の善し悪しの問題だったのだろうと思います。
 読売も決して圧倒的に強いと言うことはなく,9月と交流戦では非常によい成績を残せたものの,それ以外は他球団とそう変わらない出来であったと思います。
 それでも,勝負の9月に勝てるのだから優勝できたのでしょうし,その点は賞賛するしかありません。

 ですが,クライマックスシリーズは短期決戦,今回のシリーズでは結局のところ短期決戦ゆえの流れをつかんだ方が流れに乗ってそのまま勝ち進むという展開になり,阪神が4タテになったのだと思います。
 初戦を阪神が勝った段階で流れは阪神に傾いていたのですが,これを決定づけた分岐点は昨日の試合だったと思います。

 昨日の試合は,この4連戦の中で唯一読売が先取点をとって有利に試合を運んでいたものでした。
 いつもの阪神であれば,後半まで負けている場合は逆転することは難しかったと思いますが,先に2勝していて負けても五分であるというように精神的に優位な形で割り切れる阪神は,流れに乗って同点,逆転とすることができました。
 もしも昨日の試合で読売が勝てていれば,短期決戦の流れはどちらとも言えない形になっていたようにも思います。
 ですが,昨日読売が逆転負けを喫したところで追い詰められてしまい,今日の初回と2回での大量失点に繋がったのではないかと思います。

 読売に欠けていたのは,短期決戦での流れをつかめなかったことと思います。
 以前,短期決戦では調子のよい人を優先的に使うべきということを述べましたが,読売は中心選手である阿部さん,坂本さん,長野さんがほとんど機能せず,そのまま流れを呼び込むことができなかったように思います。
 今日の読売は,毎回のように出塁をし,ヒット数だけでいえば阪神より多いにもかかわらず,阪神の半分の点をとることしかできずに負けてしまいました。
 結局のところ,決定力不足が露呈してしまったわけで,その決定力は調子の上がらない選手が流れを切ってしまったことに原因があるのではないかと思います。
 特に,今日の能見さんは決して本調子ということはできず,藤浪さんをピンチでも続投させた和田監督が5回終了段階でスパッと交代させてしまうくらいですから,そんな能見さんを打てないくらい調子が悪かったのだろうと思います。

 こうしてみると,阪神と読売の戦力にほとんど差がなく,調子の善し悪し,流れが向いているかどうかということで勝敗が決まってしまったように思います。
 それは,シーズン優勝者である読売にとっては大変受け入れがたい結論だと思いますし,もし阪神が逆の立場だったらと思うといたたまれなくもなります。
 しかし,敢えて言わせて頂くと,そういう風に思うほどに今日の勝利は嬉しく,かつご飯がおいしいのです。

 とにもかくにも,これから日本シリーズに突入します。
 地味に,新井兄さんにとっては人生初の日本シリーズということで,出番がどうなるのかは分からないものの,広島さんから非難を受けつつ移ってきたわけですから,本人は相当気合いが入っているのではないかと思います。
 今日は胴上げもビールかけもお預けで,単に勝利をかみしめただけで終わってしまいましたが,私はこの流れを維持できればどのチームが来ても十分戦えると思います。

 ただ,この流れを切らないようにするにはどうしたらよいのか,それだけが問題です。
 阪神は9月に6連敗した時には,流れが切れてしまったにもかかわらず手の打ちようもなかったわけで,そうなると今回の読売と同じ道を辿ることになりかねません。

 そうならないためにも,これから1週間の過ごし方を考え,何とかファイナルステージと同じ勢いでパリーグ代表を叩いて,そして85年以来の日本一を見せてもらいたいと強く希望します。

 また思いついたら書きます。ではでは。

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三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:31
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