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 こんばんは。

 先日より世界中で問題になっているエボラ出血熱ですが,今晩のニュースで日本に上陸した疑いがあるという一報があったので取り上げてみました。

 疑いがあるのは,リベリアに今年8月から2ヶ月滞在した外国籍の40代のジャーナリストということです。
 ベルギーやイギリスを経由して,羽田空港に到着したということでした。
 羽田空港到着時に37度8分の熱があり,エボラ出血熱が疑われて,念のため国立国際医療研究センターに運ばれたということでした。
 塩崎厚労相は,検査結果が出次第知らせるとし,その時期はおそらく明け方になるだろうと述べているということです。
 また,塩崎厚労相は,同じ飛行機に乗っていた乗客などへの感染の恐れについて,しかるべき対応を準備していると述べたということでした。

 もしもこれでエボラ出血熱だとすれば,これは非常に重大なことだと思います。
 それは,この男性の健康問題ももちろんですが,同じ飛行機の乗客に感染し,その乗客がいろいろな交通機関で移動する最中にさらに感染が拡大するということが懸念されるからです。

 政府が同じ飛行機の乗客についてどの程度の対応をしているのかは分かりませんが,少なくとも全員について連絡が取れる状況にしておかねばならないでしょう。

 この乗客の立場からすれば,ある程度の身柄拘束をされる可能性があり,かつもしも大元の男性がエボラ出血熱だとすればその検査,場合によっては治療によって長期間の身柄拘束を受ける可能性もあることから,政府からの隔離のために集まってもらいたいという要望には極めて否定的な立場をとられることが予想されます。

 しかし,その隔離については,政府において厳格に実行してもらいたいと思います。
 その理由としては,まず,当該乗客自身の健康状態の問題が挙げられます。
 当該乗客は,きちんと検査を受けなければ,自身がエボラ出血熱かもしれないという恐れを抱いて生きていかねばなりません。
 また,自身が感染していれば,自身の大事な人も感染させてしまうかも知れません。
 次に,いうまでもなく周囲の問題も挙げられます。
 万一日本にエボラ出血熱が入ってきたということになれば,日常生活の不安,心身の不安はもちろんのこと,経済活動も当然停滞することになるでしょうし,国全体が衰退していくこととなってしまうだろうと思います。
 そのように国家運営の根本の問題にも繋がりかねない今回の一件については,極めて厳格に対応をしなければならないだろうと思います。

 いずれにしても,これからは海外に渡航するということは,同じ飛行機内にエボラ出血熱の疑いがある人がいればその時点で自由がある程度奪われることを覚悟すべきという時代になったのでしょう。
 今回の件などは,イギリスからの渡航者ということなので,一見エボラ出血熱が蔓延する国とは縁のないところでもこのような騒動になるということを理解しなければならないのだろうと思います。
 エボラ出血熱は,今後ますます拡大するのではないかといわれており,我々としてもより注意を払って生活せねばならないのだろうと思いました。

 また思いついたら書きます。ではでは。

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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:19
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