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 こんばんは。


 先日大谷さんがホームランと盗塁をそれぞれ50ずつ達成した偉大な記録を作りました。
 ここで、50号ホームランのホームランボールについて所有権を主張する人達の間で訴訟が起こっているという記事があったので、取り上げてみました。

 問題となっているホームランボールについては、最初に獲得したと主張しているAさんが球団の売却要請を拒絶して大手オークション会社で出品しました。
 ところが、自分が最初にボールをとったと主張する少年を含むグループBが登場しました。
 さらに、別の人物Cさんも同様の主張をしております。
 彼らがAさんやオークション会社に対して、ボール売却などの差し止めを求めて州の地方裁判所に訴えを起こしたということでした。

 この問題は、ボールの所有権が誰のものかというのが明確にならないことに起因すると思います。
 アメリカの裁判例では、どうやら打者から離れたボールは観客のものというものがあるようです。
 かつて、バリーボンズさんが年間最多ホームラン記録の73号を打った際にこのボールに触れた2人の観客の間で訴訟があったということでした。その訴訟は、14ヶ月の法廷闘争の結果、ボールの売却益を50%ずつ分けるという判決が下され、その通りに実施されたということでした。
 そうすると、ボールを確保した人が必ずしも所有者とは限らず、初めにボールに触ったと認められれば所有者ということになるのでしょうか。
 ただ、所有の認定自体が非常に曖昧なもののように思われ、少々触っただけでそのボールの所有権を取得したと言ってよいのかどうかは何ともいえません。
 アメリカ法の考え方はわかりませんが、少し触ったと主張すれば所有権取得の可能性や売却益の数割が取得できる可能性があるならば、近くにいた人はその機会を得るために主張をすることは無理からぬことであり、問題解決のために存在すべきルールが問題を大きくしているとすら思えます。
 また、このような曖昧なルールで運用するとなれば、そのうち記念球が打たれる見込みの試合では外野席全部が買い占められたりする未来もありうるように思われ、合理的ではないと思います。

 可能であれば、このようなルールを修正できる規則を作れればよいのでしょうが、この場合はかつての裁判例との矛盾に関し優劣関係がどうなるのかが問題だと思います。
 私としては、この裁判例自体があまりよいものではないと思うので、何とか修正を加えられるようになるべきと思っているものの、こればかりはアメリカの問題はよくわかりません。

 どのような結論になるにせよ、記録を達成した当の本人である大谷さんはおそらく顛末にそこまで関心はないと思われます。
 個人的には、大谷さんをあまり悩ませるような問題に発展しないことを希望するばかりです。


 メッツ傘下の3Aシラキュースに所属する藤浪さんについて、オリックスさんが興味を示しているという記事を見ました。
 オリックスさんの福良GMが藤浪さんのマイナーでの登板試合を直々に現地で視察したそうで、今後の藤浪さんの動向次第では獲得へ向けた動く可能性もあるそうです。

 藤浪さんについては、これまで何度もいったとおり、制球力さえ整えばメジャーリーガーすら手の付けようもない球を投げるのですが、制球が一旦崩れてしまうとどんなに頑張っても立て直せない、制球の崩れは何の兆候もなくいきなり発生するという、非常に大きな問題があります。
 そのため、藤浪さんを起用するに当たっては、制球が崩れた時にすぐにスイッチできるように控え投手を準備した上で中継ぎ登板をさせることがよいと思っています。
 起用方法に癖はあるものの、それを弁えれば非常に強力な戦力となるため、弁えた球団に入ってもらいたいと思っていました。

 個人的には藤浪さんがメジャーリーガーを切って取るところを見たかったのですが、それでも藤浪さんが活躍できる場面を見られるのであればこの際わがままは言いません。
 オリックスさんには、高校時代にバッテリーを組んだ森さんもいますから、藤浪さんが苦しいときにカバーをしてくれることも期待できますし、身近で藤浪さんを見られる可能性があるという意味でもオリックスさんに来てもらうことはいいことなのではないかとも思っています。
 今後の動向については大変楽しみにしています。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | - | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:34
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