こんばんは。
今年の漢字が「絆」とされていましたね。
以前このブログで無難にやるなら「絆」だろうかと言いましたが,そのまま通るとは意外でした。
私は絆という字自体はよい文字だと思うのですが,最近絆という字があふれかえりありふれた字になっている気がして,少々安っぽくなってきているのではないかという気がしてなりません。
絆が選ばれた理由は,もちろん今年の大災害の中で人々の絆を再確認できたということなのだと思います。
しかし,私のような性格のよくない人間は,原子力災害に関して偽りの情報提供を繰り返して待避を遅らせて被害を拡大させたり責任逃れを繰り返したこと,課税方針や福祉・年金などについていい加減な対応を繰り返したことなどによって,国民との絆をないがしろにしてきた政府や東電のことなどを想起してしまいました。
いずれにせよ,大きな物事を決めるには多人数の協力がないと実現しませんので,今年もまだ残ってはいますが,来年はその絆を示してもらいたいものです。
自転車通行の方針について,警視庁が歩道走行も柔軟に認める自転車総合対策をまとめたそうです。
これについては,先日警察庁が自転車の歩道走行原則禁止の徹底を呼びかけていたことと相容れないのではないかという話が挙がりそうな感じにみえました(彼らに言わせれば,「双方の見解は矛盾しない」などと言うと思いますが。)。
歩道で危険な走行をする自転車がいるのは間違いないことですが,そのために全ての自転車を車道に追いやれば自転車対自動車の事故が増加するのは明白で,人命尊重の立場から見れば問題のあることと思っていました。
また,警察庁が自転車の歩道走行原則禁止を打ち出した途端,マスコミでは自転車の歩道走行の危険性を報道することが増え,このマスコミの姿勢にも大いに違和感を感じていました(この手の報道が激増した後に,車道走行の危険性についても触れ始めましたが。)。
私としては,この問題に関する警察庁,警視庁の基本姿勢に関して議論があると思いますが,それよりも国会の態度に大きな問題があると思っています。
というのは,警察庁・警視庁などの行政庁は結局法律に基づいて執行するのが仕事です。しかし,現行の道路交通法では自転車車道走行の原則が定められている以上,現状と一致していない不備のある法律をどうやって執行するか頭を悩ませた末にこのような事態が生じているわけで,その原因は法律を作っている国会の怠慢にあるというほかないからです。
もちろん国会では重要法案が目白押しなのでしょう。しかし,法律や国家の役割の第一が国民の命を守ることならば,道路交通法を現実に沿うものに変えることは国民の命を守ることに直結すると思うからです。
警察庁や警視庁にこんな悩みを抱かせないで自身の仕事に集中できるよう,国会は早めに仕事をしてもらいたいと思います。
阪神ドラ1の伊藤さんが阪神入団してくれたようで,優秀な外野手を希望してやまない私としては大変嬉しい限りです。
最近外野手に何人も候補が挙がるものの,一様に金本先生を超える打撃をできると思われる方は現れず,閉塞感を感じていました。
また,阪神のスタメンは高齢化が進んでいるため,彼のような若い人が活躍するとなれば阪神の長期政権が約束されるようなものです。
彼には,故障をしないように末永く頑張って活躍してもらいたいと願ってやみません。
また思いついたら書きます。ではでは。