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 こんばんは。

 もうクリスマスの時期になり,そろそろ今年も終わりを迎えそうなところですが,皆様は無事迎えられそうでしょうか?
 私は,一応今年にやるべき仕事の目処が立ち始め,何とか年の瀬を迎えられそうです。

 さて,今回取り上げたいのは先日起こった青森山田高校の野球部員1年生が亡くなったという痛ましい事件についてです。
 学校側の発表によれば,亡くなった方は寮の部屋で焼き肉を食べており,それを2年生が注意の意味で拳で右肩肩胛骨を一発殴ったところ,突然苦しみだして亡くなったということでした。そして,その死因は未だに判明せず,時間がかかるということでした。
 しかし,これとは別に,亡くなる直前まで数時間にわたって暴行を受けていたという話や,発端とされている焼き肉についても亡くなった方は食しておらず他の生徒の話であったという話も持ち上がっております。
 毎度のことながら,誰のどの話が本当なのかは私には検証にしようがないので,真相は結局知るよしもありません。
 しかし,学校側の説明が真実であれば,それは2年生の暴行は致命傷になるものとは到底思えず,何らかの病気が発作的に生じたことにより亡くなった線を疑うべきということになります。
 また,少年事件ということもあるため,公が犯人捜しをすることはいかがかと思いますが,あくまで学校や遺族のための検証用とすれば,ご遺体にどの程度の暴行の痕があったか否かなどにより誰の供述が正しいかを判断することはできるのではないかと思います。

 ただ,今回この話題を取り上げたのは,「犯人が誰か」「誰が嘘をついているか」という話ではなく,「何故このような話が出てきたのか」ということをお話ししたかったからです。
 今回のお話は,世間一般では「上級生の下級生に対する過剰な暴力により死に至らしめた事件」ということだと思います。
 一般的に,体育会系といわれる社会では上級生が下級生に対して絶対的な権力を持つ構造になっていることが多いと思いますが,私自身これについては特段反対をするつもりはありません。というのは,これによって組織というものが確立し,その組織構造の中から教育や秩序が成り立っていくという利点は認めざるを得ないからです(私のような文化系人間にはそりの合わない社会ですが。)。
 しかし,今回もし世間で言うような上級生の下級生に対する過剰な暴力が原因であるとすれば,それはその構造のバランスが崩れていたからということだと思います。
 私は,あらゆるものには利点・欠点が含まれていると思いますが,結局欠点がある程度含まれるとしてもバランスがとれていることが最も大事なのかと思います。以前問題になった検察や昨今のオリンパスなども組織としてのバランスを欠いてしまったために起こったという問題とも考えられますし,今回が暴力が原因とすればこれもバランスのとり方に問題があったのではないかと思います。
 ただ,バランスの大事さを一構成員が抱いたとしても,その方に状況を変える力があるとは限らないので,トップにはバランス感覚が優れた方に立ってもらいたいものです。
 今回の件では,青森山田高校は春の選抜を辞退したそうです。人命が損なわれているわけですから当然の対応ということになるのでしょう。しかし,今回の事件によりこの野球部が失ったものは,亡くなった方の命とその後の野球人生はもちろんのこと,他の部員の野球人生もであり,その影響は極めて甚大です。特に,この高校は野球強豪校として名を馳せておりますし,みな野球部に入部した段階で甲子園という具体的な目標を持っていたわけですから,その夢を潰すには愚かすぎる事件であったと思います。
 他の高校においても,これを対岸の火事と思わずに,もう一度見つめ直してもらいたいと思います。

 鳥谷さんが3億円で更改したという記事を見ましたが,これに対する反応には「高すぎる」という趣旨のものが散見されます。
 しかし,私にしてみれば妥当な額であるという様に考えます。
 まず,鳥谷さんはショートだけでなくレフトまでこなすショフトのポジションにはまっており,さらに今年はサード方向のフライにも対応しておりまして,その守備における貢献度は甚大です。
 次に,打率だけをみるとそこまでという意見もあるでしょうが,7年連続全試合出場というもはや彼抜きの打線が考えづらいくらいの貢献度を呈しております。
 第3に,鳥谷さんは,今回国内FA権を獲得しており,来年には海外FA権を獲得するでしょうから,その流出を防ぐためにはある程度の手当はやむを得ないという考え方もあります。
 以上から見れば,私は鳥谷さんの3億はまあ妥当かなという気がします。
 ただ,結局年俸がいくらになろうとも私の財布からお金を出すわけではないので,最後はこのことが結論を後押ししているということを決して否定するものではありません。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 19:06
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