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 こんばんは。


 今季の阪神を支えた先発投手としては,エースメッセンジャーさんが筆頭ではありますが,2番手としては秋山さんが挙がると思います。
 正直言って,秋山さんは,今季活躍を期待されてはいたものの,ここまで活躍すると想像していた人は多くはなかったのではないかと思います。
 秋山さんといえば,ルーキーイヤーの終盤では活躍したものの,その後あまり一軍での活躍の場面はなく,二軍では相当な成績を上げていたのにと思っていたところでした。
 今季は12勝6敗,防御率2.99と大変素晴らしい成績を残しまして,規定投球回にも到達し,一度選手登録を抹消された以外はほぼ1年ローテーションを守りました。
 持ち味は抜群の制球力で,まさに先発投手陣の穴を見事に埋めてくれたと思います。

 今季の先発投手陣の中では,藤浪さんと岩貞さんが誤算でした。
 藤浪さんについては言うに及ばず,制球難に苦しんで,今季いっぱいは活躍の機会があまりなかったという極めて厳しいシーズンだったと思います。
 また,昨季活躍した岩貞さんは,今季はほとんど思うような活躍ができず,先発ローテーションには組み込めませんでした。
 そのため,シーズン開始当初想定していたローテーションは割と早い段階で見直しをせざるを得なくなり,そこに急遽入ってきたのが秋山さんでした。
 元々の素材は知っていても,いきなりシーズン通して活躍できるとは思っていなかったため,本当にうれしい誤算というべきだったと思います。
 逆に言えば,秋山さんがいなかったとすれば今季の2位はあり得なかったと思われ,それだけ阪神は予定外の道を通って今に至るのだとしみじみ思うものです。

 そんな秋山さんの年俸が1100万円から3000万円増の4100万円で契約更改ということで,上昇率がすごいことになっています。
 ですが,今季の活躍ぶりを考えればその評価も当然というべきだと思います。
 また,昨季の岩貞さんが1600万円から4000万円に増加したということを踏まえれば,この上昇具合はそこまで極端であるというほどではないのかもしれません。

 問題は来季にどのくらい活躍できるかということでしょうが,秋山さんの持ち味は制球力であり,そこまで急激に劣化することもないと思われ,まだ当面の活躍が見込めるのではと思っています。
 特に,秋山さんが現在26歳とまだまだ若く,怪我さえなければこれから先の活躍も大いに期待できる選手だと思います。
 阪神は現在先発のコマ不足であり,もちろん来季は藤浪さんと岩貞さんに活躍してもらわないと困るわけですが,秋山さんも計算できるのならば非常に見通しが明るくなりそうです。


 阪神の問題点は長距離砲と先発のコマ不足ですが,その打開策の一つとしてスタンリッジさんの獲得はいかがかと思っています。
 来季は日本人扱いということになるので外国人枠を圧迫しないという点,そして阪神をよく知っているので順応しやすい点がメリットとして上げられると思います。
 今季の活躍ぶりを見ていると,全盛期から比較して相当球のキレは落ちたというほかなく,先発起用して6回3失点であれば御の字という感じではあるものの,クオリティスタートはできそうな見込みも立ちます。
 そう考えると,過度な期待はしないまでも,先発のコマをそろえるという点ではスタンリッジさんの獲得はありなのではと思ったりしています。
 とはいえ,この話を現実的に取り上げている人は見たことがないので,ただの私の妄想で終わるのかもしれませんが。


 長距離砲の方ですが,阪神が獲得を企図しているロザリオさんについて,今日の記事では背番号20を希望したというものがありました。
 20を希望した理由は,ヤンキースさんのポサダさんと同じ番号であり,かつロザリオさんがメジャーでレギュラーを手にした時に背負っていた番号だからだそうです。
 阪神の現在の背番号20は空き番号であり,もしもロザリオさんがそれを希望するのであれば是非とも渡してあげてもらいたいと思います。
 というか,背番号の希望の話まで進んでいるというのであれば,かなり阪神入団の可能性が高いのではと思ったりしています。

 ドミニカのウインターリーグの成績は,これまで2試合に出場して6打数1安打2打点と,チャンスで打つ勝負強さは見せているものの,この2試合だけ見るとそこまで打率は高くはないというように見えます。
 ですが,たった2試合で打率という確率問題を語ること自体があまり意味のないことですし,問題は日本の投手と相性がいいかどうかですから,この数字を殊更重視する必要もないでしょう。
 別の記事では12月中に獲得となる見込みというものもあり,過度の期待しすぎはよくないものの,やはり楽しみではあります。


 来季の布陣を考える上で,あとは大和さんの人的補償が誰になるのかでしょうか。
 投手を希望という記事をよく見ますが,プロテクト漏れ予想から見て筆頭候補は三嶋さんか国吉さんといわれています。
 国吉さんは制球力にやや不安はあるものの,速球が自慢の投手であり,阪神の育成実績から見れば阪神と相性の良さそうな選手に思えます。
 ただ,先発のコマ不足を考えれば,三嶋さんが理想的で,個人的には三嶋さんが漏れていれば迷わず獲得してもらいたいように思います。
 もしも三嶋さんが加入してくれれば先発投手陣に厚みが出てくるので,今季のように想定していたうち2人がローテーションから外れる不測の事態があっても対応できそうに思えます。
 いずれにせよ,こちらもなかなか楽しみです。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:03
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