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2022.06.14 Tuesday
 こんばんは。


 阪神ですが、交流戦を2位で終え、セリーグ内の順位が4位まで上がりました。

 阪神が序盤に負けまくっていた原因は好打のかみ合わせの悪さだったのは明らかでしたから、これがかみ合えば勝つかとは思っていました。
 負け越していた5月を振り返るに、打線は見るも無惨な状況でしたが、投手力は群を抜いて高かったと思います。

 先発投手陣については、序盤こそ結構厳しめでしたが、4月後半くらいから先発ローテーションのメンバーが固まりはじめ、そこからは阪神から点を取るのが一苦労というくらい相手チームにとって手強いようになりました。
 中継ぎ投手陣についても、アルカンタラさんが先発から中継ぎに転向したのがうまくはまり、そこに岩崎さん、湯浅さんが揃ったという感じです。
 アルカンタラさんについては、短いイニングに集中して速球を投げ、多彩な変化球で翻弄するというスタイルが思った以上に有効だったということがこのところの投球でよくわかります。
 岩崎さんについては、個人的には抑え投手という感じではないものの、このメンツであれば抑えということになるのかなというように思っています。

 チームとして、長く活躍させるためにということで、適度な休養を意識していることはよいことだと思います。
 今はいい流れが来ているため、あまりこれを崩したくはないものの、それでも長いシーズンを考えて岩崎さんを一度2軍に落とすなど、それなりに工夫をしようと考えていることがよくわかります。
 打線については水物ゆえにどこまで安定して期待してよいか問題だと思われるものの、投手については安定感が求められますから、安定的運用のために意識して休みを入れようというのは戦略的によく理解できます。
 特に、休みを入れづらい後半戦には連続稼働を前提にしているということで、前半戦のうちに酷使しすぎないようにすることは大事だろうと思うわけです。
 ヤクルトさんなど、今季かなり強いですが、投手陣の運営、休ませ方が非常にうまいように思われ、打線が低迷しない限りはなかなか安定して上位にいるだろうと思うわけです。

 打線の方ですが、5月まではなかなか無残な状況で、チーム防御率が1点台なのになぜ負け越すのか、意味がわからない状況でした。
 しかし、このところ、近本さん、佐藤さん、大山さんがよく活躍するようになり、欲しいところで点が入るようになってきました。
 特に、大山さんについては、好不調時の活躍の落差が大きいものの、好調時はとても恐ろしい打者になってしまうわけで、このところの活躍はまさにそんな大山さんを見せられているという印象です。
 ただ、例年大山さんの好調は長くは続かないと思いますから、好調時にどれだけ活躍できるか、不調に陥ったときも最低限の仕事をどれだけこなせるようにするか、不調時に他の選手がどれだけ打開できるかが勝負だと思います。
 その点でいうのであれば、例年シーズン序盤はなかなか活躍できないものの、中盤以降はよく活躍してくれる近本さんが出てきていることは非常に喜ばしいことです。
 ただ、先日交流戦で負け越したソフトバンクさんの戦い方を見ているに、ソフトバンクさんは佐藤さんと大山さんを意識して抑えるように努めていましたから、他球団も阪神の攻略はこの2人を抑えれば点が入りづらいということはよくよく理解しているのだろうと思います。
 そうなったときにどれだけ他の打者が点を取れるのか、近本さん、中野さん、糸原さんらに大きく期待しているところです。

 阪神の投打のかみ合いは、投手のよさに打線が追いつくことを示しているわけですが、打線は水物ですから、いつこれが落ち込むかわかりませんし、一旦落ち込んだらいつ這い上がってくるのかも見えません。
 それゆえに、今上がってきた4位というポジションからさらに上に行けるのか、それは打線がどれだけ調子を落とさずにやれるかにかかっていると思います。
 3位までそこまでゲーム差がないことから、できればAクラス入りを果たしてほしいですが、序盤のうちから無理をして上に上がろうとするよりは、まずは打線を安定させて負けすぎずに食らいついていける位置を保持することが重要ではと思っています。
 ヤクルトさんもそのうち落ち込む時期もあるでしょうが、上記の通り投手力の安定化を図るために序盤のうちから随分取り組んでいるため、それをどこまで期待するかは難しいかもしれません。
 可能であれば、ある程度戦力を安定させた上で、後半戦から徐々に上っていって終いにはAクラス入りとなれば楽しいシーズンになるのではとそんな風に期待しているところです。

 そのためには、まずは目先の一戦を勝ち越すことが重要でしょう。
 交流戦明けの初戦は横浜さんですが、先日実質ホームのはずの横浜スタジアムで酷い目に遭わされましたから、今度は多少は仕返しができるようになってもらいたいものです。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:43
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