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 こんばんは。


 阪神と広島さんのカードにおいて、広島さんの監督である新井さんが、阪神の藤川監督とメンバー交換で目を合わさなかったり、お辞儀をしなかったりした点について理由を明かしたという記事を見たので、取り上げてみました。

 4月20日の広島さんと阪神のカードにおいて、広島さんの投手である岡本さんが、阪神の坂本さんの頭部に死球を当ててしまった際、藤川監督が激怒したことがありました。
 この際、新井監督が謝罪に向かったものの、藤川監督がこれを制する態度をとったことで、これを挑発と受け取ったようでした。
 新井監督は、岡本さんはルーキーであり、外の変化球が抜けてしまったことについて謝罪したものの、これを受け入れてもらえなかったことについて思うところがあったようです。
 ただ、その後は目を見て握手を交わして頭を下げたということで、もうこれで終わりだと話したということでした。

 個人的には、この騒動はどっちもどっちだという印象でした。

 まず、岡本さんの死球については、岡本さんが悪いということに変わりはないと思います。
 相当程度速度の出た硬球を頭部に当てる行為は生命にも関わる極めて危険なものというほかなく、これを投げるのにミスした結果だと軽くいうにはやはり抵抗を感じます。
 とはいえ、ピッチャーマウンドから打席までの距離がそれなりに離れていることを考えると、必ずしも制球が常に保たれることは難しいでしょうし、こうしたこともあるのでしょう。
 基本的に頭部死球はよくないことということは共通認識ではあるものの、それでも両チームともあり得る話であることから、お互い様という認識が強いのではないかと思います。

 一方、藤川監督がこれだけ怒った理由としては、頭部死球の危険性だけでなく、それをなされた対象がチームの守備の要である捕手の坂本さんだったからということもあるのでしょう。
 坂本さんは交換の利く選手ではなく、坂本さんを失うとすれば阪神の地位は急転直下しかねませんから、その点において極めて危ないシーンだったというようには思いました。
 藤川監督激怒のシーンでは、坂本さんが藤川監督を制止していましたが、藤川監督はチームを預かる責任感から怒っており、坂本さんはお互い様という意識から制止したという構図のように思えました。

 新井さんとしては、今回の件で岡本さんが萎縮して投手として大成できなくなるのは極めて問題だと思うでしょうから、早々に解決させて、岡本さんにもう一度頑張ってもらうことで、今回の件を早々に払拭させたかったという意識はあったのでしょう。
 また、藤川監督の怒り方も少々程度を越えていたように見えましたから、お互い様なのになぜそこまでいわれないといけないのかと思ったのかもしれません。
 それでも、当てた側が、謝ったのに怒った態度で迎えるのはおかしいと主張するのも、立場から見てどうなのかというように思うところもあります。
 しかも、1月前のことを前提に目を合わせないとかいう話になると、いつまでというように思ってしまう部分もありました。

 そのため、私としては、両者とも、立場からそのような振る舞いをすることはわかるものの、それでも藤川監督、新井さんともにちょっとやり過ぎのように思われ、どっちもどっちだというように思ってしまいました。
 坂本さんを含めた当の選手たちは大人な対応をとっているところで、それでもチームの士気を上げるためには監督は相応の振る舞いをした方がいいのかもしれませんが、それでもパフォーマンスの部分があるにしてもちょっとなという印象でした。
 今後、阪神の投手が広島さんの選手に死球を当ててしまったとき、どういう騒動になるのかとか、今後の展開についてはまた注目したいものです。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:46
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