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 こんばんは。

 今日,日本プロ野球選手会が,来年3月に開催されるWBCに参加しないことを表明しました。
 その理由としては,1年前から主催者側に要望を出していたものの返事がなく,今後もあるとも思えないということでした。
 その要望とは,どうやら日本代表のスポンサー料等の金銭面の問題のようです。

 このニュースを見て,世間では「プロ野球選手も所詮は金か」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
 しかし,私はある意味この判断はやむを得なかったのではないかという気もします。
 というのは,収益配分について,MLB33%,MLB選手会33%,日本18%等々ということのようで,いくら日本が優勝したとしても,優勝戦線にあまり絡まなかった野球発祥の地がほとんどの収益を持っていってしまうからです。

 もちろん,前回のWBCは最後の最後までとても楽しませてもらったので,やはり参加してほしいというのが本音です。
 しかし,このままMLB側に何らの意思表示もしなければ,この姿勢が全く変わることはないでしょう。
 また,プロ野球選手は体が資本ですから,WBCで怪我をするなどしてシーズンを棒に振れば,その後の野球人生をどうするかという問題に直面せざるを得ず,その意味ではWBCに参加する以上相応のものを要求するのもある意味考え方としては間違っていないのかもしれません。

 ただ,これがオリンピックやサッカーのワールドカップであれば,怪我をしようが私財を擲とうが出場したいという思いをもつでしょうに,それらの権威に近づく第一歩であるWBCが出なくてもよいと思われる程度の大会であることについては率直に残念に思います。
 野球人気低迷が叫ばれる昨今,国際大会における国内団結はその人気を盛り上げるまたとない機会であることは否定できないと思います。それだけに,MLB側においては利益独占をしようと思うのであれば,その理由を出場酷にきちんと説明しないと,この大会自体が終わってしまう可能性があるので,もう少し誠意ある対応をして頂きたいと願うばかりです。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | スポーツ関連 | comments(0)  | trackbacks(0) | 19:42

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