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 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,宮崎市内の小中学校で,体育館に置かれているピアノのペダルだけがなくなっているのが見つかったという記事があったので取り上げてみました。

 今月に入り,宮崎市内の小学校3校,中学校2校の計5校で,体育館に置かれているグランドピアノのペダルが相次いでなくなっているということでした。
 このうち,ある中学校では,教頭が体育館の倉庫に行った際,ねじなどが外されて金属製の2本のペダルだけがなくなっていたということでした。
 学校によると,体育館の扉の鍵は,部活動などの後はかけられているということで,鍵などが壊された形跡はないということでした。
 学校によると,ペダルはすずと銅の合金製で,新品で購入すると2本で10万円程度するということです。
 警察は,何者かが売却目的で盗んだ疑いがあると見て調べているということです。

 そもそもこれが何者かによる犯行なのか偶然なのかが問題だと思いますが,ねじなどがわざわざ外されたというところを見ると,基本的には人の作為によってなされたとみるべきなのでしょう。

 人の作為とした場合,体育館の扉の破壊の形跡がないことから,内部者の犯行が疑われるのではと思ったものの,そもそも複数の学校で同様の被害が生じている以上,その線は難しくなったのかもしれないと思いました。
 確かに学校ごとに扉の仕組みは似たような感じなのかもしれませんが,それでも鍵は全ての扉で異なっているのでしょうし,内部者にしては同時期にこのような特殊犯罪を行うことは考えづらいと思いました。

 そうなると,これを外部の人が行ったのではとも思いますが,だとすればよく学校のピアノに着眼したなというようにも思いました。
 もしかしたら,ピアノの部品が高額であるという情報を仕入れた人が,どこにピアノがあるのかと考えた際に学校を想起したという顛末なのではと思いますが,その辺りは想像の域を出ません。
 ただ,仮にこれが窃盗犯罪であるとすれば,このように立て続けに珍しい犯行を犯して話題になれば警戒が強まってしまうわけで,犯罪に効率というのもおかしな話ですが非常に効率の悪いやり方であるように思いました。

 また,被害品を入手したとしても,1回10万円前後ということであれば,犯罪というリスクを冒してまで得る利益としてはそこまで効率のよいものとは思えません。
 さらに,財産犯の場合は必ず被害品を処分して換金するルートが必要になりますが,このように特殊な被害品の場合はそのルートが限定されるように思われ,その点でも難しい犯罪であるように思います。

 結局これが犯罪によるものなのか偶然なのかははっきりとは分かりませんが,学校の怪談になりそうな不思議な事件なので,真相解明に期待しております。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:09

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