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 こんばんは。

 このところ,日米野球が催されており,本日3戦目が実施されましたが,何と3連勝しました。
 これで勝ち越しが決定し,日米野球の勝ち越しは1990年以来ということです。

 そればかりでなく,継投はあったもののノーヒットノーランを達成するという快挙を達成しました。
 日米野球のノーヒットノーランは,同じく1990年の第8試合でアメリカ代表が勝った試合以来ということでした。

 シーズンが終わった後のゲームであるということで,ある意味お祭り気分であることは否めませんし,これがメジャーの実力であるとは思いません。
 しかし,ノーヒットノーランは,どんな時でも達成は非常に難しいものですし,しかも仮に本気ではない相手であったとしても実力は十分な方々ですから,そんな方々相手にノーヒットノーランというのは快挙というほかありません。
 メジャーの実力は,試合を見てみると,その打撃や守備における身体能力の違いから明らかで,それを技術と努力で対抗するのが日本野球だと思っています。
 これまでの日本の勝利は,そんな強豪チームに対して,技術と努力で対抗してきた成果であり,それがそれなりに通用する,しかもノーヒットノーランを見せつけるとなると通用するどころではないということが分かります。
 そういうところを見ていると,普段見ている野球が非常にレベルの高いエンターテイメントであるということが再認識でき,私は非常に誇らしく喜ばしい気持ちになります。
 私が努力をしているというわけでもないのに,勝手に誇りを感じるのは図々しいとも思いますが,それでもそういう気持ちは感じずにはいられないのです。

 今日のノーヒットノーランの立役者は,先発で5回をパーフェクトに抑えた則本さんであることは疑いようもありません。
 今日の則本さんは非常に出来がすばらしく,本人も最高の出来と言うだけあって,ストレートがよく走っていました。
 また,カーブ,フォーク,カットボールも出来がよく,手が付けられない位の出来で,仮に本気のメジャーリーガーが相手だったとしても,これだけの投球をされてしまうとなかなか打てないのではないかと思います。

 2番手西さん,3番手牧田さんは,自分の見たところでは普段よりもとんでもなく出来がいいというほどではないと思いました。
 それでも調子なりによく抑えていたと思いますし,もともとの実力の高さが窺えました。
 4番手の西野さんは,可哀想なくらい緊張する場面だったと思いますが,よく無難に抑え込んだと思いました。

 牧田さんと西野さんは,二人とも緊張して吐きそうになったという話ですが,それは当然でしょう。
 結果大記録を達成できましたが,自分がその記録を途切れさせたら日本中のため息が自分に集中すると思うのは当然ですし,相当緊張したことでしょう。
 彼らが,前の投手がいっそ打たれてしまえばと思ったというのは,何とも人間らしい本音だと思います。

 今日の投球を見ていると,パリーグの投手の質の高さに感心させられます。
 阪神は例年交流戦でパリーグ相手にかなりの苦戦を強いられておりますが,こんな投手達を相手にしていたのかと改めて思うと,なかなか大変だと思いますし,こんな投手達と名勝負を繰り広げられるのは見ていて楽しいだろうなと思いました。

 打つ方もホームラン2本で4得点という理想的な形で,欲を言えばもう少し後半にも点を入れられればというところもありますが,メジャーリーガー相手にこれだけの点を入れられれば上出来でしょう。

 一方,本気ではないとはいえ,メジャーリーガー達はプライドを傷つけられたでしょうし,おそらく明日は今日以上に気持ちを入れてやってくるでしょう。
 明日の先発は藤浪さんということで,ある意味今日よりも相当苦労することになるだろうと思いますが,得られる貴重な経験を是非とも阪神に還元するべく頑張ってきてほしいと思います。

 また思いついたら書きます。ではでは。

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三枝康裕 | スポーツ関連 | comments(0)  | trackbacks(0) | 00:07

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