こんばんは。
今日のニュースを見ていたら,アメリカはシアトルで,アマゾンから税を取るための新税が可決されたというものがあったので,取り上げてみました。
この新税は,アマゾンが本社を置くワシントン州シアトル市の議会で全会一致で可決されたものです。
内容は,市内の大企業を対象に,年間で従業員1人当たり約3万円を課すというもので4800万ドル程度の税収を見込んでいるということです。
この新税の対象は約600社ということですが,シアトルに本社を置くアマゾンやスターバックスが含まれているということです。
シアトルでのアマゾンの従業員数は約4万5000人以上ということなので,税収は1000万ドル以上の負担が見込まれているということです。
ここでの税収は,シアトルで問題となっている住宅価格の高騰でのホームレス増加に対して,割安な住宅建設などに充てるということです。
アマゾンについては,よく国際的に税を逃れているという指摘がなされ,各国で様々対策を講じていてもイタチごっこのようになってしまっている状況であると聞いております。
そのようなアマゾンに対して,今回の新税は,従業員の頭数で税を課すということなので,シアトルに本社を置く限りはある程度の税負担は避けられないように思えます。
ただ,今ふと考えただけでもいろいろと問題が思いつきます。
まず,シアトルにある企業は従業員1人当たり3万円を納めるわけですが,それはアマゾンだけではないでしょうから,この新税がもしもアマゾンを狙い撃ちにしたものだとするならば周辺企業がとばっちりを受けることになってしまうこととなります。
とばっちりを避ける手っ取り早い方法は,従業員を減らすか,本社を移転させるかということになりますが,いずれにせよこれまで普通に経営してきた企業にとってこの新税は純粋な痛手でしょう。
次に,この新税の対象から外れる方法である従業員減少ないし本社の移転という方法はアマゾンにも当てはまるということです。
アマゾンとしては,1000万ドル以上の税を支払わねばならなくなるとするならば,少なくともリストラを検討することもあり得るでしょう。
4万5000人以上の雇用を地域で生み出したのですから,おそらくアマゾンは地域経済に多大な貢献をしていたでしょうが,ここで大規模リストラに踏み切られてしまえば,一気に地域経済に打撃が加わることが懸念されます。
また,建物等の都合もあるので軽々にはあり得ないのでしょうが,もしも本社自体を移転するなどという話が出てしまったら,それこそ地域経済に大打撃が生じるように思えます。
議会が満場一致で可決したというのですから,おそらく新税が地域経済に与える影響は既に考慮された上で可決されたのだろうとは思います。
そうだとすると,新税可決に当たってアマゾン側のリアクションも既に想定されている,もしくはアマゾンとの間である程度の協議が出来ているのではというようにも思われますが,実際はどうなのでしょうか。
アマゾンに対して課税したいという考え自体は理解できなくはないですが,この新税が成功するかは今後の展開を見てみないとわかりません。
今日の阪神は,横浜さんの東さんにまんまとやられてしまい,いいところなく終わりました。
先発岩貞さんが5回4失点2自責点というよろしくない内容で,今季初黒星となってしまいましたが,仮に岩貞さんの出来がもっとよかったとしてもこの打線ではどうしようもなかったでしょう。
終わってみれば3安打,しかもうち2安打は最終回ということで,チャンスらしいチャンスは初回と最終回くらいという非常にお粗末な試合でした。
阪神は,いい投手が出てくると途端にお手上げになってしまうため,こればかりは仕方ないのかもしれませんが,そういってしまえばもはや優勝はできないといっていることと同義だと思いますので,認めたくありません。
守備も,糸井さんと大山さんが失策し,それがいずれも失点につながるということで,攻守のどの切り口を切ってもお粗末ということしか言えません。
こういう試合もあるのだと考えるしかないのでしょうが,少なくとも観客に対して申し訳ないと思ってもらいたいものです。
明日は秋山さんが先発ということですが,もう少ししっかりしたプロらしい試合をしてもらいたいと強く希望します。
また思いついたら書きます。ではでは。
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