こんばんは。
阪神は,昨日今日とソフトバンクさんとのオープン戦2連戦を行いましたが,結果としては両方とも負け,これでオープン戦4連敗となりました。
所詮オープン戦ですから,結果などあまり考える必要もないのでしょうが,内容もあまり良くないところがあったので,思いついた点について述べてみたいと思います。
まず,目に付くのは,相変わらずの貧打でした。
打撃面で良いと思えたのは,新人の近本さん,木浪さんのほか,今日ホームランを打った大山さんくらいでしょうか。
大山さんは,ホームラン以外は今のところぱっとしないように思えますが,それでも当たり自体はあまり悪くないように思います。
あまりいい状態でなかったとしても,中軸打者を育成するという観点で考えるならば,4番に置き続けることはチームとして必要なことですし,大山さんについてはここでの出来に一喜一憂せずに数ヶ月単位で見てみたいと思っています。
キャンプから調子が良かった木浪さんと,バットコントロールの評価が高かった近本さんは,想像以上に出来ていると思っています。
近本さんについては守備,特に肩に関して色々と問題点はあるものの,それも技術の問題である程度カバーする余地はあるでしょうし,足も速いですから,非常に期待しています。
打線は水物ですし,相手にしてみると情報の少ない選手達ですから,どこかのタイミングで打てない時期が来るのだろうと思ってはいますが,それでも十分素材の良い選手であることは理解できましたし,この調子でいけば開幕一軍は割と現実的だろうと思っています。
一方,他の野手達の打席は,去年の貧打の焼き直しのようです。
糸原さんと北條さんは,今日好守備を見せましたし,2人とも期間をおいて平均値をとればそれなりに数字を残せるのだろうと期待してはいるのですが,それにしてもみんなが揃ってぼてぼての打球を打っているところを見ると,キャンプで何をやっていたのかなと思ってしまいます。
阪神は,去年最下位のチームであり,選手達は危機感しか持てない状態でキャンプにも臨んだはずだと思うのですが,これだけ打つ方がお粗末だと,今季もこの貧打でフラストレーションをためる年になるのかと,今からもやもやします。
福留さんと糸井さんは,年齢的には通年でスタメンという訳にもいきませんから,彼らに取って代わるべき選手が出てきてもらわねば困るのですが,今のところそのような選手はおらず,外野3枠は上記2名と近本さんということになってしまいかねません。
個人的には江越さんが出てきてもらいたいのですが,江越さんは一時期打てていた以降はいつもの江越さんのようで,やはり打撃は水物なのかと不安に思っています。
今の時期にスタメンを決めてしまうのは早計過ぎるのですが,それでも外野は上記の通り,ファーストマルテさん,サード大山さん,キャッチャー梅野さんにセカンドショートを若干争うという感じになってしまってお仕舞いでしょうか。
せっかくのチャンスなのですから,もっと数字を残してはもらえないものかと,非常に残念です。
また,これだけ貧打となると,マルテさんのほかナバーロさんも1軍に置いておきたくなりますが,そうするとガルシアさんとジョンソンさん,ドリスさんのうち1人を2軍に落とさなければならなくなります。
そういった意味では,打線が弱くなることで,中継ぎ陣も手薄になる可能性があり,もっと打線にしっかりしてもらわないと大枠としての戦略も立てづらいところです。
投げる方ですが,メッセンジャーさんは,今日は手痛い一発を食らったものの,2回以降はそれなりに悪くない投球でした。
これで開幕投手決定ということですが,確かに今のメンツを見ればメッセンジャーさんが順当なところでしょう。
年齢の問題もあり,過剰な期待は出来ないかも知れませんが,それでもやはり今季も投手陣の軸として期待できそうです。
西さんは,今日は失点しましたが,今日は悪い流れもありましたし,今後のオープン戦の出来を見て考えるべきでしょう。
問題は藤浪さんです。
ソフトバンクさんの采配で,対戦したのが皆左投手という屈辱を味わうことになりましたが,昨日の投球はそれなりによかったです。
サイド気味のスリークオーターで,直球は154キロまで出ていまして,まさに先日取り入れたフォームだったと思います。
慣れないフォームで,この時期に154キロまで出ましたから,直球はもう少し速度が出そうな気がします。
また,サイド気味にすることで,ボールが抜けても右打者の内角頭部よりは下の方に行くようになると思われ,最悪の頭部死球は避けやすくなるのかも知れません。
ただ,このフォームからの投球でも,右打者の頭部の近くに球が行ってしまっていて,完全に問題点の克服が出来たというわけではなさそうです。
また,昨日の登板では,ソフトバンクさんの多くの打者が早打ちでした。
この早打ちの理由は,もしかしたら死球を恐れてのことかも知れませんが,一方でもしもサイドにしたことで球が見えていて,それがゆえにバットを出しやすかったのだとしたら,今後分析が進むことで捉えられてしまうリスクがあるのではとも思いました。
この点はまだ憶測の域を出ていないのですが,慣れていないフォームの球ですから,それなりに弱点もあるのだろうと思いますし,その修正の問題があるのだろうと思います。
このフォームで開幕を迎えるのであれば,もっと問題点等を洗い出し,体に定着させるために投げ込みをしっかりする必要があると思われます。
新フォームでの長いイニングでの投球を見ていないため,これまでのように突然崩れだした時の新フォームの場合というものを見ていませんから,これが解決策なのかといえばまだ不明といわざるを得ません。
ただ,藤浪さんは本当に足掻いているのだと思いますし,私としてはこの数ヶ月で結果が出なかったとしても,今年中に結果を出してくれればと長い目で待ちたいと思っています。
オープン戦はまだ序盤ですから,戦力のことを多くは語れませんが,今年も貧打でやきもきしそうだという雰囲気は今の段階でも漂っています。
そのような覚悟をして今年も野球を見ないといけないものかと思うのですが,こんなにチームの状況が去年と変わっていないなら金本監督のままで良かったのではないかと何となく思っています。
去年最下位のチームなだけに,もはや失うものもないと思いますし,特に打撃面ではもっと思い切ってやってもらいたいものです。
また思いついたら書きます。ではでは。
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