こんばんは。
今日のニュースを見ていたら、読売の2選手がオンラインカジノで書類送検されたというものがあったので、取り上げてみました。
今年2月、オリックスさん所属の選手がオンラインカジノで賭博をしたというニュースがありました。
その際、NPBは、各球団に対して、選手やスタッフ等の球団関係者がオンラインカジノを利用したことがあるならば自主的に名乗り出るように呼びかけ、今年3月に8球団16人の利用が判明したという記事がありました。
NPBは、この際に対象となる人の情報について公にしないことにしていたのですが、今日のニュースによって読売の2選手がオンラインカジノをやっていたことが明らかとなりました。
一方の選手は2022年7月と一昨年5月の2回、もう一方の選手は去年10月から11月の間に行ったということでした。
その結果、一方の選手は700万円ほどを賭けてマイナス約450万円、もう一方の選手は300万円ほど賭けてマイナス約230万円だったということでした。
警察の任意の調べに対して、一方の選手はグレーだと思っていたと供述し、もう一方の選手はギャンブル好きの知人から教えてもらったと話して容疑を認めているということでした。
両選手とも、警視庁に球団から相談があって事件が発覚し、今年に入って警察が任意に事情聴取をしていたということでした。
まず、この事件が以前に報道されてから間を置いて今の時期に報道された件に関し、色々と考えることがあります。
以前問題になった選手は、既に書類送検された上で不起訴処分となっていますが、そういった結論になる可能性が高いことを理解しながら敢えて書類送検したというのは、社会に対して、オンラインカジノが違法だということを知らしめるためであろうと思いました。
そのため、今回の件は、著名人を利用した見せしめの可能性があろうかとは思いましたが、一方で捜査機関のこうした行為が違法ということではないため、そういう動きもあることかとも思いました。
また、NPBは、かつて話題になった際、匿名を貫いたわけですが、その当時、私は、後日この件が明らかになったときにより傷が深くなることから、このような対応は止めた方がよいと思っていました。
そして、それがまさに具現化されたのが今回の報道であると思いました。
あの当時、まだキャンプ中でしたから、その際に問題が発覚すればキャンプでの調整に支障を来すことは想像できました。
しかし、今はシーズン中であるところ、そのような中でこうした問題が発覚すれば、当面試合で起用することは躊躇われるのではないでしょうか。
仮に起用を躊躇うとすれば、それはいつまで起用しないのかということも問題になるかと思いますが、いずれにせよこうした問題は早期に明らかにしておかないと後日により大きな問題になってしまうのは致し方ないと思います。
そのため、今回の対応は、発覚した2選手の選手生命に関わる問題になりかねず、私としては今更ながらNPBの判断は誤りだったと思いました。
この手の問題の弁解でよく見るのは、違法性の認識がなかったというものです。
これについては、まず行為の違法性について認識がなかったとしても、犯罪の成立には影響しないということを世の中に多く知ってもらう必要があるということです。
その上で、オンラインカジノに関する研修は頻繁に実施されていたかと思いますが、それにもかかわらずこの期に及んで違法性の認識がなかったというのは、そうした研修をいい加減にしていたのではと考えられてしまいかねない弁解だと思いました。
今回の記事で広く知られるべきこととしては、他に、時効期間に至るまでは以前のオンラインカジノ利用でもこうして問題とされてしまうこと、そしてやはり賭け事は胴元が儲かるものであり、基本的に損をするものであることでしょうか。
特に、今回の記事では賭けた額と負けた額まで出ていますが、改めて見ると割に合わないものというように思います。
オンラインカジノが違法だということを知ってもらうことも重要ですが、それと同じくらいその危険を冒してまでやるだけの価値がないものということを知ってもらいたいものです。
今回は読売の2選手が取り上げられましたが、他にもオンラインカジノ利用者はいたということですから、まだ名前が出ていない方々は今頃戦々恐々としていることでしょう。
私としては、この手の問題は早々に片付けた方がよいと思っているので、後で公になったということにならないようにした方がよいとは思いました。
また思いついたら書きます。ではでは。
↓よろしければ押していただけるとありがたいです。
阪神タイガースランキング
Comments
Post a Comment