こんばんは。
今日は、朝から長嶋茂雄さん逝去という衝撃的な報道が入ってきました。
長嶋さんの功績については今更ここでいうまでもないことですが、私が長嶋さんを認識したのは敵チームである読売の監督としてでした。
しかし、ある程度野球を知った後、長嶋さんというのがどれだけの成績を挙げたのか、そして何よりどれだけ野球界に影響を与えたのかということを把握しました。
私は長嶋さんの現役時代を見ていませんし、物心ついたときに見た彼はただの明るいおじさんという程度だったのですが、まさに今の野球界は長嶋さんによって形成されたといっても過言ではないと思いました。
というのも、長嶋さんはルーキー当時から国民全体のスターでありつづけていたところ、長嶋さんの存在が次の世代、その次の世代に対しても自分の長嶋であろうとしようとして野球界を目指してきたからです。
戦後復興の中で長嶋さんが活躍したことによって、野球というスポーツは他のスポーツから頭一つ抜ける存在として人気を獲得しました。
そして、多くの人達が野球をすることで、野球というスポーツにある種偏りといってもいいほどに人材が集結し、それによってより大きな盛り上がりを見せることとなりました。
現在はスポーツも多様化し、野球はかつての隆盛を失うこととなりました。ですが、それでもこれだけ国民的なスポーツとなったことから、未だ野球は日本のスポーツの中でも高い地位を維持していると思います。
野球が今の地位にいられるのは、野球人気によって優秀な人材が結集したからであり、それは野球が注目されたこと、その根源には英雄たる長嶋茂雄という人間がいたからこそというように思うのです。
ですから、長嶋さんがいなければ、野球は今の地位よりもより低いところにあったかもしれず、そうであれば世界の中では野球はマイナースポーツですから今頃注目もされなかったかも知れません。
また、野球が人気スポーツであったからこそ多くの人達が目指したわけですから、長嶋さんがいなければ、今でいえば大谷さん、一世代前では松井さんや金本さん等々の名の知れた選手たちも登場しなかったかも知れません。
そう考えると、野球が今の地位にあるのは長嶋さんの功績が大きいと考えており、そういった意味では日本や球界における英雄といっても差し支えないのだろうと思いました。
その長嶋さんのこれまでの心情の動きは私のわかるところではありませんが、少なくとも大学で活躍していることから亡くなる直前まで、ずっと英雄であり続けようとしたことは、本人にとっては心労もあったのかもしれないと思いました。
現役時代はファンも意識して練習にも取り組み、プレーにも励んでいらっしゃったようですが、引退した後も常にスターとして振る舞い続けていたと思います。
その後、脳梗塞になってしまいましたが、そうして表舞台から退いたものかと思いきや、リハビリしている姿を見せていました。
私は、仕事柄高齢者とも縁のあることが多いですが、これまで携わった高齢者の方々の中にはリハビリに励まれる方もいたところ、その中には長嶋さんのリハビリと同じ器具でやっているのだと自慢げに語られた方も何名かいらっしゃいました。そういう方々にとっては、長嶋さんと同種の器具を使えるという嬉しさのほか、長嶋さんの回復ぶりを見て自分もそのくらいであれば回復できるかも知れないと希望を持っていたように思いました。
そのように、長嶋さんは、一線から退いた後も、自身が見られる側の人間であるとして振る舞い続けておりました。
そのため、長嶋さんの心中はわかりかねますが、長嶋さんは遅くとも大学時代以降はずっと大衆が望む長嶋茂雄像を演じ続けてきたのだろうと思いました。
私であれば、これは相当な心労だろうと思うのですが、長嶋さんはどうだったのでしょうか。
仮に多少なりとも心労があったのであれば、せめてこれからは休んでもらいたいと心より思います。
野球界の英雄たる長嶋さんの冥福を心よりお祈りいたします。
これまでどうもお疲れ様でした。
そんなことのあった中で阪神は交流戦に突入しましたが、今日は才木さんの踏ん張りによって勝利を得られました。
なかなか点が取れない展開で心情的にはつらかったでしょうが、それを8回4安打無失点という素晴らしい成績で切り抜けてくれたことには感謝しかありません。
また、大山さんも、こういうところで打ってくれるのかといういいホームランを打ってくれました。結果、このホームランが勝利につながったわけで、今季の大山さんは色々と苦労はしているものの、やはりいい選手だと改めて思いました。
交流戦の初戦を勝利で飾れたわけで、いいスタートを切れましたが、まだ始まったばかりですから、明日以降もいつもの野球で勝っていってもらいたいものです。
ただ、可能であれば、もう少し打撃陣が活性化して、見ていてしんどさが少ない試合だったらというように思いました。
また思いついたら書きます。ではでは。
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