こんばんは。
昨日の衆議院総選挙は,事前の予想通りの自民党大勝でしたが,それでも公明党とあわせて3分の2までいくことが現実になるとはと思うと,少々驚いているところです。
この選挙については,大方言われているとおり,私も自民党の積極的評価というよりも民主党に対する消極的評価の結果であると思います。
ただ,消極的評価でここまでの大勝という結果が出てしまうと,次の選挙が少々怖くなってきます。
政治学の講義の中で,大勝の次は大敗するということを聞いたような記憶がありますが,今回の選挙でここまで勝ってしまうと次の選挙ではどんな結果が出たとしても今回よりも後退した結果といわれてしまい,なかなか次以降が大変になるのかなと思いました。
一方,民主党は今回の選挙で大敗してしまいましたが,それとあわせて,私はある記事で見た民主党を離党して他党から出馬した候補者が71人中70人が小選挙区で落選するという大敗ぶりに目を奪われました。
しかも,小選挙区で当選した一人が,有力大物議員である小沢一郎さんということですから,この結果は本当にすざまじいばかりの大敗ということだったのだと思います。
その要因は色々とあると思うのですが,私としてはやはり以前もこのブログで書いたとおり,民主党が危ないから看板をすげ替えて当選するために他党に移ったというように有権者に評価されてしまったことなのではないかと思います。
その候補者の方々も,自身の政治理念等により他党に移る決心をされたのではないかとは思いますが,それでも有権者に上記のように思われてしまえば,政治理念ではなく当選そのものが目的であったと捉えられてしまったのではないかと思います。
そして,民主党に対する消極的評価に上記のイメージがさらに上乗せされて,結果として選択肢から外されてしまったのではないかというように思いました。
以前のブログでは,他党に移る理由をきちんと説明できなければならないだろうというように申し上げましたが,もしかしたら残念ながらその説明が有権者には浸透しなかったのかもしれません。
私など政治の素人がどのような分析をしたところで,それが的を射ているかは疑問ではありますが,今回の選挙は色々と考えさせられるものがありました。
今度の選挙は来年夏の参院選ですが,その際に自民党に対してどのような判断が下されるのか,これからの活動にかかっていると思うので,存分に様子を見ていきたいと思います。
また思いついたら書きます。ではでは。