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2012.12.28 Friday
 こんばんは。

 昨日は寝る前にニュースを見ていたところ,このニュースを目にして驚きました。
 8月にレイズを戦力外になってから相当辛い思いをされていたのではないかと思いましたが,最後がこのような形になってしまうとは残念としか言いようがありません。
 私が球場に行くようになってからリアルタイムで見たホームランバッターで,まさに日本の4番と言えばこの方と言っても差し支えない存在であっただけに,今回の引退は先日の金本先生の引退と同様一つの時代が終わったという思いを禁じ得ません。

 松井さんは,日本での10年間の成績は,打率.304,ホームラン332本,889打点という驚異の成績を残していました。
 それがメジャーに行ってどこまで通用するのか,皆が期待と不安を持って見守っていたところですが,結果はメジャー10年で打率.282,ホームラン175本,760打点という,見事に通用する成績を残しました。
 欲を言えば,ホームランの数についてもう少しというようにも思ってしまいますが,私はこの中でも特に打点に注目しており,とんでもない数字だなと改めて感心させられてしまうところです。
 特に,メジャーの成績のトータルは,怪我に苦しんだり,戦力外になったりした時期を含んでおりますので,それでここまでの数字となれば,全盛期はもはや大活躍であったというように言ってよかったと思います。

 松井さんは,手首や膝の怪我が重いというように聞いておりまして,そのために打撃だけでなく外野の守備に相当な支障が出たと聞いております。
 松井さんが日本にいた時には,あの強肩で何度も阪神の暗黒時代を痛感させられましたが,その守備も怪我に勝てなかったと思うと,本当に残念な気持ちで一杯になります。

 阪神関連の記事と見ていると,メジャーからそのうち日本に帰ってきた折には阪神で代打として働いてもらうというような趣旨のものを幾度となく目にしたので,これだけ怪我がひどいなら日本に帰ってくるのだと思っていました。
 ですが,そこま松井さんとしても,メジャーで自身の野球人生を終了したいという矜恃があったのではないかと推測します。
 そして,日本に帰れば,それなりに年俸も得られたでしょうに,それをせずに矜恃に殉じて野球人生を終えたことには賞賛したいと思います。

 今年は,金本先生,城島さん,今岡さんなどの大物が続々と引退していきましたが,最後の最後に松井さんまでいなくなってしまうこととなりました。
 思えば,今年のスタートは,オウムの平田さんの逮捕から始まり,色々なことが例年よりも多かった不思議な年であったような気がしますので,あと3日とはなりましたが,まだまだ油断できないと思わせられました。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | スポーツ関連 | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:26
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