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 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,1円玉の製造を4年ぶりに再開したというものがあったので取り上げてみました。

 造幣局は,3日から,4年ぶりに1円玉の製造を再開したということですが,それは消費増税に先立って1円玉の需要が増えることを見込んだからということでした。
 現在は国民一人当たり300枚ほどの流通量で1円玉が流通しているそうですが,やはり消費増税となると,これまでキリのよかった5%から半端な8%になるということで1円玉がより必要な状況になるということでしょう。

 確かに100円のものを買うと,これまで5円が消費税でしたが,今度からは8円となるので,110円でのおつりが5円玉から2円になる分1円玉が必要になるのでしょう。
 記事によると,100円ショップでは,今後1円玉の確保を進めることにしているそうで,なかなか社会に与える地味な影響は大きいようです。

 ただ,一応消費税は来年には10%になるような話になっていますから,この1円玉騒動は来年4月には多少は静まるのかもしれませんが。

 1円玉の元を作る工場では,この4年間1円玉の製造が止まっていたため,求められる高い技術や専用の機械を維持する費用がかさんでしまって痛手だったということでした。
 そのため,生産する工程のできる人が1人しかいなくなってしまったということでした。
 人手の問題がこの工場だけの話なのかどうかは記事から判然としませんが,もし日本で1円玉の生産工程のできる人が1人しかいないとなると,それはそれで非常事態なのではないかという気がします。
 1円玉は地味に大事なものですから,これが不足すると流通が滞る可能性もあるので,きちんと必要な人材育成はしてもらいたいと思います。

 なお,記事の最後に来年度にかけて2億枚近い1円玉の製造を行うほか,5円玉の製造も5年ぶりに再開することとしているということでした。
 これだけ小銭が製造されていなかったとは知らなかったので,素直にそうなんだと思いましたが,これらの小銭を製造する以上は別の種類の小銭を間引いたりするのでしょうし,なかなか貨幣の流通量の調整というのは難しいものなのだろうと思いました。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:16
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