こんばんは。
今日の記事を見ていたら,中国の工場で労働力の9割をロボットに置き換えたというものがあったので,取り上げてみました。
この記事によれば,この工場における650人の従業員のうち590人分の労働力をロボットに置き換えたところ,生産能力が250%増加したそうです。
残った60人の従業員は,生産作業に直接関わらず,ロボットやマシンが正常に稼働していることを確認しているそうです。
この工場では,生産ラインをほぼオートメーション化し,自律走行トラックを使って輸送も自動化したそうです。
60人の従業員は,監視カメラでロボットの稼働状態を確認しているものの,工場長によれば将来的には20人に減る見込みとのことです。
ロボット導入によって生産数が増加しただけでなく,欠陥の数も25%から5%に減少したそうです。
この記事を見ていて,日本も全く人ごとではないと思いました。
経営者にとっては固定経費がもっとも削減を検討すべきところであろうと思いますが,人件費を削ればモチベーションにも関わってきてむしろ生産性が落ちるというリスクもあります。
それを,もしもロボットで代用できるのであれば,導入時のイニシャルコストは相当額かかりますが,ランニングコストと人件費を比較した際にどの段階で逆転するのかという計算が立てられるならば,大いに人件費削減を見込むこともできるという算段が見受けられます。
そうすると,経営者的には固定経費を大きく削ることが可能になり,経営の安定化だけでなく,商品の販売単価を安くすることもできるので,経営をいい形で循環させられると思います。
ですが,こうなると当然労働者側にとっては仕事がなくなってしまって困ったことになります。
経営者目線からすれば,ロボットの方が安く,かつ質がよいのであればそれを優先したいと思うのはよくわかりますが,そうなると雇用がどんどん減っていってしまうことになるでしょう。
この工場では,生産性が250%上昇しただけでなく,欠陥も25%から5%に減少したということですから,もはや経営者視点においてはロボット体制から元に戻そうなどとは考えもしないことでしょう。
そして,ロボットに劣ると考えられる人間労働者はロボットに仕事を奪われ,その結果どうやって暮らしていけばいいのかという問題になろうかと思います。
日本でもかねてからこのような話はよく話題に挙がっていましたが,まずは単純労働がその対象に挙がることでしょう。
そして,弁護士などの業務もそのうち対象になると思います。
かつては,法律知識を得ようにも,本屋で手に入る知識もごく限られたものでしたが,今はインターネットである程度は手に入りますし,かつてほどその専門知識に価値はなくなってきてしまっていると思います。
そうなると,今後生きていくためにはどのような付加価値を付けていけるのかが大いに問題になるでしょう。
それは,おそらくロボットでは追いつかないような創意工夫の領域になってくると思います。
例えば現場における技術力であったり,全く別分野同士を接続して結論を生み出す発想力だったりすると思います。
そういったプログラムを超えるサービスこそがロボットに勝てる余地ということになるでしょうが かくいう私も,日常的にそのようなことを意識している次第です。
そう思うと,今後も勉強を継続していかないとやっていけないと改めて思いました。
阪神の新外国人キャンベルさんは,これまで中距離打者として評価されていましたが,今日の特打では柵越え13本を打ちました。
これは調子の問題なのか,それとも打とうと思えば打てるという実力の証明なのか,どちらかは分かりません。
ただ,私としては,もはや現段階でキャンベルさんが中距離打者でもいいと思っています。
確かに,阪神に必要なのは一発を撃てる力のある打者であり,打線に20本打てる選手がいないというのは非常に迫力不足だと思っています。
その意味では,中距離打者を敢えて海外から獲得してきたことについてチーム編成の意見を聞いてみたいとは思います。
ですが,これまでも何度も書きましたが,もっとも大事なことはチャンスで打てる決定力があるかどうかです。
それがあるのであれば,中距離打者であったとしても,価値を運んできてくれるには十分であろうと思っています。
もちろん,一発の脅威もあるかもしれないと思わせた方が,より相手の攻め方も限定されますから,ある程度はホームランを打ってほしいのですが,それでもチャンスで打てれば別にいいと思っています。
そして,キャンベルさんがチャンスに強いかどうかはまだ分からないので,今の段階では特に評価はしないことにしたいと思います。
ただ,一応飛ばせる力はあったというように認識したいと思いますし,そのように他球団にも思わせられたのであればそれがもっともよいことと思いました。
また思いついたら書きます。ではでは。
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