こんばんは。
今日まで首位広島さんと直接対決をしている阪神ですが,1勝1敗で迎えた3戦目は引き分けでした。
初回にロジャースさんの先生タイムリーで始まり4得点をとり,中盤まで2失点でしたから,今日は勝てるものと確信していました。
しかし,9回裏で抑えのドリスさんがまさかの3失点で同点に追いつかれ,最終的には延長12回までで両チーム得点なしで試合終了となりました。
ドリスさんは基本的によい投手で,ヒットは打たれても失点の少ない印象があったのですが,3失点した試合は今季で今日を含めて4試合ありました。
他の試合はいずれも1失点以下ということで,数字を見ると極めて優秀ですから,今日のこの失点のみでドリスさんの評価を改めるわけには行かないとは思いますが,本当に時々大きく崩れる投手であるというべきなのでしょう。
4試合以外は3失点がないのであれば安定感があるというべきだとは思うのですが,今日は得点差があったからよかったとしても,他の試合では負けていたと思えば,あまり軽く見ることはできないと思います。
考えた方としては,結局抑え投手だったとしても途中交代を意識すべきということになるのでしょうか。
そして,その基準としては,大抵の試合が1失点以下ということですから,2失点以上しそうな気配の場合には交代というのが無難なタイミングなのかもしれません。
とはいえ,2失点以上しそうな場合となれば,そんな場面で投入された投手の誰が抑えられるのかという問題もあるでしょう。
こういう場面で投げさせたいのは桑原さんですが,ドリスさんが出るパターンでは大体先の回で投げていることが多いため,なかなか難しいでしょう。
今日の投げっぷりを見ている限りでは,回跨ぎも十分耐えられた岩崎さんが適任のように思えるのですが,まだ様子を見て行くしかないでしょう。
その岩崎さんは,非常によい活躍をしてくれました。
岩崎さんがいなければ負けていたというようにも思えるので,今季は中継ぎとして貴重な存在であると思います。
岩崎さんは3連投ですから,明日は休ませてあげないと,これから厳しい8月9月を乗り切れないと思います。
論じるのが遅くなりましたが,岩田さんは今日はよくやったと思います。
今季は先発ローテーションから外されて始まりましたが,最近の岩田さんはかつてよかったときの投球に徐々に近づきつつあるように思いました。
中盤で突如崩れるところがありますから,中盤以降の起用は慎重に行うべきでしょうが,それでも先発としての仕事は十分に果たせていますし,今後も活躍が期待されるところです。
今日の試合は,ドリスさんの交代のタイミング次第では勝てた試合だったと思うので,首脳陣の采配で引き分けになった試合だったと思います。
勝ち試合だっただけに,阪神にとっては実質負けに等しいダメージがあると思います。
首位広島さんを叩くチャンスだったわけで,ゲーム差も広がっていましたから,できれば3タテ,最低限勝ち越しがノルマだったのですが,終わってみれば1勝1敗1分で,実質的に阪神の優勝はほぼ厳しくなったというべきだと思います。
今日の引き分けによって,阪神の自力優勝が消滅してしまい,引き分け終了というダメージに加えてなかなか厳しい上々だろうと思っています。
客観的に見れば,このカードの試合は首位と2位の戦いとしては実力伯仲で,非常に面白いものだったと思います。
ですが,全体的な位置づけでみれば,ここでいい試合をしていては阪神の立場としてはよろしくないわけで,かなり複雑な思いを抱いています。
いっそ割り切って,クライマックスシリーズで広島さんと対決しているシミュレーションとして今回の試合を見てみれば,相手のホームゲームということも相俟ってリアリティがありますし,五分の試合展開も勇気づけられるものともいえると思います。
ですが,やはりまだ優勝を諦めたくないという気持ちもあり,その意味ではもう少し頑張ってくれという思いもあります。
最近の阪神は,一時期の打てない抑えられないというものを脱却し,打てるが抑えられない,抑えられているが打てないという投打のかみ合わせが悪い試合が多いという印象です。
選手達は全力でやっていて,そんな中でかみ合わせが悪かったとしても仕方がないとは思うのですが,かみ合わせが悪い様を見ているのは何とももどかしい気持ちになるものです。
ただ,今日までの試合を見ていて,これまで広島さんとの実力差がそれなりにあると思っていたのが,実際そこまでではないということがよく分かりました。
ですから,投打のかみ合わせがある程度よくなれば,おそらく広島さんとも十分に渡り合えると思うので,その点をうまく調整してもらえるよう首脳陣には強くお願いしたいものです。
また思いついたら書きます。ではでは。
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