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 こんばんは。


 今日の記事を見ていたら,プレミアムフライデーに関するものがあったので,取り上げてみました。

 プレミアムフライデーといえば,去年2月にスタートし,その時にはいろいろとニュースで取り上げていたものの,最近めっきり聞かなくなりました。
 記事を見て,そういえば先週金曜日がそれだったかと思い出す始末で,世間でどのくらい定着しているのかはわかりません。
 記事によれば,首都圏での認知度は97%と高いものの,奨励・実施した会社は11%,1回以上早帰りした人は8.3%に止まり,早帰りした人の46%が自宅で過ごしたと回答したそうです。
 これを見ている限り,個人消費を拡大させるために導入したものではありますが,微増はあったものの,あまり影響力があるようには見えません。

 その理由にはいろいろと挙げられていますが,もっとも大きいものは月末の金曜日が一般的な企業においてどれだけ忙しいかということでしょう。
 ただでさえ,週末となれば翌週にどれだけの仕事を持ち越すのかという問題が出るところ,さらに月末となればより忙しくなることは想像に難くありません。
 また,月によっては,企業の決算期もあり,そのような忙しい時期に提示で帰るのも大変なところで,まして早帰りなどと悠長なことをいえるのは人材や資産において余裕のあるところだけでしょう。
 さらにいえば,最近働き方改革でサービス残業に対する世間の目が厳しくなる中,法律上の労働時間の基準を遵守しようという流れが大きくありますが,そうなれば労働時間が少なくなり,1日だけ早帰りというのはますます難しくなりそうです。
 企業によっては,金曜日に早く帰らされたために,土曜日に出勤せざるを得なくなり,結局労働時間が増加しただけだったという話もあったようですし,制度導入によって生じる歪みへの対応が不足していたようにも思えます。

 また,プレミアムフライデーは,給料が出た後の金曜日を外食して過ごしてもらって消費拡大を狙ったものですが,給料が出たら直ちに消費しようというだけの余裕のある人がどれだけいるのかというのも問題でしょう。

 そう考えると,プレミアムフライデーを堪能できるのは結局余裕のある一部の人達だけであり,さらにその一部の人達の中でもこの日に消費活動をする人達はさらに限られるという構造になりそうです。
 もちろん,それでも,少しでも消費を高めようという考え自体は間違ってはいないと思います。
 ですが,このようにプレミアムフライデーを堪能できる人がごく限られているというのは当初から言われていたところで,実施してから1年半経つのに,形を見直すこともなく,かたくなに実施し続けてきたのはどうでしょうか。
 世間一般では,この制度はすっかり過去のものとなってしまっていて,関心を持っている人も少なくなっているかと思いますが,そんな中で未だにこの制度に意味があったのかと論じていること自体どうかと思います。
 実施から1年半が経過したのであれば,既にこの制度の意義や実施方法等について見直しがなされてしかるべきであり,できればプレミアムフライデーについてはそういった観点からの話を聞いてみたいものです。


 今日の阪神ですが,久々に勝ちました。

 このところの阪神は見ていて辛くなる時が多かったです。
 先日の藤浪さんの炎上は見ていられませんでしたし,その翌日に神宮までわざわざ見に行ってきたものの,結果はしょっぱい敗戦でしたから,このところの阪神は何とも言い難いものがあったと思います。
 特に,藤浪さんについては,本人は試行錯誤を繰り返している途中であろうと思われますが,それでもこの2年半はこれだけできないのですから,どうしたらいいかわからないと悩んでいるように見えました。

 同じ日に,松田さんがトレードでソフトバンクさんに行きましたが,松田さんは,素材は素晴らしく,今年は必ず活躍できると毎年言われて早3年が経過し,ついにトレードにされてしまったところを見て,割とショックを受けました。
 ですが,阪神で伸び悩んでいるならば,他球団で活躍できる可能性もあるかもしれないとしてトレード要員になったならば,金本政権下でうまく活躍が出来ない藤浪さんもトレードで出してあげるべきなのかと思ったりもしたものでした。
 藤浪さんは球界の宝ですから,このまま潰れていい選手ではないですし,阪神がうまく育てられないならば他球団に任せるべきとも思っています。
 藤浪さんを見ている限り,2軍戦ではいい投球を見せていることから,レベルの差がある場合なのか,スタッフがあう状況なのか,そういった時には活躍できるのだろうと思います。
 そうであれば,少なくとも1軍のスタッフが変われば藤浪さんも復活できるかもしれないと思っていますし,それらを試してもどうしようもない時にトレードを考えるべきかとも思います。

 わざわざ見に行った金曜日は,打線はチャンスで打てないし,中継ぎは打たれるし,という見ていて辛い試合でしたが,一方でヤクルトさんは要所要所でよく活躍できるものだと感心したものです。
 ヤクルトさんを見ている中で,西浦さんは,ここぞというところでエラーはしてしまったものの,チャンスで打てていましたし,こういう選手が上がってくるとチームは強くなるだろうと思って見ていました。

 今日の試合は,先発メッセンジャーさんは5回7安打4失点と,とてもエースとは呼べないパフォーマンスでしたが,たまにはこういう日があると思うことにします。
 北條さんは,初回の得点の攻撃やファインプレーを見せた守備を見ていても今は調子が良く,現時点ではチームの要ともいうべき地位にいると思います。
 中谷さんは,ここぞという場面の代打で逆転タイムリーヒットを決めまして,こういう活躍の出来る選手を阪神は長らく求めていたと思いました。彼のヒットがあったからこそ,選手全体の気が楽になって,最終回のビックイニングにつながったのではと思っています。
 ドリスさんは,何とか無失点で切り抜けたとはいえ,やはり抑えとしては不安定だと思います。中継ぎとしてはいいと思うものの,ほかに安定した選手が出てきたら抑えを変更してもらいたいと最近はよく思っています。

 総じて見ていると,阪神の打線は決定力は不足しているものの,他球団と比べて能力的に見劣りするわけではないのだろうと思います。
 守備力は,内野はだいぶ見られるようになってきたように思います。とはいえ,外野とファーストはなんとか考えるべきかもしれません。
 先発投手は,時々大崩れするものの,他球団から見て極めて能力が高いと思いますし,このままバテないように気をつければいいだろうと思います。
 中継ぎは,今年は他球団並みというくらいあまりよろしくなく,このてこ入れを考えないと没落する可能性があります。
 そうしてみれば,打線はもう少し頑張ってもらいたいものですが,あと一歩で化けられる気がして,後半はそれに期待したいところです。
 中継ぎは,良くない場面が散見されることから,方程式にこだわらず,調子のいい選手をパッチワーク的に使うしかないように思います。

 雨天中止が多かったため,終盤にまとまって試合が集中してしまい,これからのやりくりがかなり大変なように思われます。
 そんな中で,先日の藤浪さんの炎上のために貴重な中継ぎ投手を多用せざるを得なかったことは誤算でしたが,一方で翌日雨天中止で休めたことは後にツケを回したとはいえ悪くはなかったと思っています。
 これからの最大の問題は中継ぎ運営だと思いますので,トレードでやってきた飯田さんを含めて各選手の調子を再度確認してもらいたいところです。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:28
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