こんばんは。
今日のニュースを見ていたら,貼り合わせた1万円札を使って逮捕されたというものがあったので,取り上げてみました。
男が使った1万円札というのはボロボロになった1万円札数枚をセロテープで貼り合わせてつぎはぎして作って1枚の札にしたというものでした。
それをコンビニで使ってタバコを買ったということで,偽造通貨行使で逮捕されたということでした。
男は,もったいないと思った,騙すつもりはなかったと供述しているということです。
初めにこのニュースを見た時に,破れたもともと1枚の1万円札をつなぎ合わせたのかと思ったのですが,複数枚の1万円札をつぎはぎにしたということだったので,これは偽造といわれても仕方ないかと思いました。
ただ,一般的な通貨偽造案件では,通貨のないところからこれを作り出す,いわば0から1を捻出するものですが,今回のものは複数の1万円札から1枚の1万円札を作り出すという損をする形のものなので,悪意はなさそうだと思います。
また,手口も極めて稚拙で,自宅に残った残骸等もきちんと処分したりもしていないことでしょう。
そうすると,直ちに自宅の任意捜索をすれば十分に証拠は押さえられると思いますし,82歳という男の年齢も考えれば,証拠隠滅や逃亡の恐れはないと思いますから,逮捕するのはやり過ぎのように思いました。
この男の不思議な点は,複数枚の1万円札から1枚の1万円札を作るという,明らかに経済的な損があるにもかかわらず実行したことです。
ボロボロになった1万円札を交換できないと考えたのであればその行動も理解できなくはないものの,大きな損をする行為なのですからセロテープを使う前に周辺の人に相談できなかったのかと思われます。
もしもそういった相談できる人もいないのであれば,何となく孤独な高齢者ということで,その点の方が社会的にも問題なのではないかという気もしました。
通貨偽造,偽造通貨行使は極めて重い部類の犯罪であり,前科がなくても実刑になる可能性もあるものです。
ただ,法定刑は無期または3年以上の懲役となっているので,最下限の刑であればギリギリ執行猶予が付くものでもあります。
この事件は,他の通貨偽造案件と違って悪質性が低いですから,高齢であることも考えると執行猶予の可能性が高いのではないかと思いました。
とはいえ,窃盗や交通事故で付く執行猶予よりも長期のものが予想され,やはり通貨偽造案件となると重い刑が想定されると思います。
今日の阪神の野球はありませんでしたが,ある意味大変ホッとしています。
その理由は,最近中継ぎを酷使しているからであり,特に生命線と言ってもいいジョンソンさんとドリスさんを昨日も登板させてしまったからです。
昨日のような大勝の試合では両選手を休ませてもらいたかったところですが,やはり東京ドームだけあって終盤でもホームランが出てしまいましたし,出さざるを得なかったのでしょうか。
そう考えると,今日が休養日でなければ,両選手ともに厳しかったのではないかと心配しています。
明日の予告先発は西さんですが,西さんは阪神先発投手陣の中でも数少ない完投能力のある選手です。
必ず完投せよとは思いませんが,できればしてくれると阪神の投手事情的には本当にありがたいところだろうとは思います。
また,両選手を登板させないためには,接戦ではないこと,すなわち打線が頑張る必要がありますが,次の試合が開催される広い甲子園においてホームランを多く期待することは難しいでしょうし,もともとも阪神打線の能力を考えても,あまり期待しすぎは良くないかもしれません。
ただ,とにかく阪神の生命線である中継ぎ陣をできるだけ温存するということを念頭には置いてもらいたいものです。
また思いついたら書きます。ではでは。
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