こんばんは。
CS進出に首の皮一枚で今季最終戦に臨んだ阪神でしたが,結果中日さんに勝利し,晴れてCS進出を決めました。
今日の試合ですが,個人的には中日さんのアシストなくしてありえないものと思いますし,大きな借りを作ってしまったと率直に思っています。
その最たるところは,先発大野さんが3回3分の1で降板したところでしょう。
大野さんは,3回3分の1まで無失点であれば最優秀防御率のタイトルを取れましたが,もしも1点でも取られてしまうとその段階でアウトという極めて危ない状況でもありました。
そして,大野さん降板まで阪神はパーフェクトに抑えられていたわけですが,その段階で降板したというのは,大野さんのタイトルを意識していたというほか,阪神へのアシストという要素もあったと思います。
なにせ,大野さんは,今日の試合で最優秀防御率のほか二桁勝利もかかっていたのですが,3回で降板したために二桁勝利を逃すこととなったわけで,これが果たして本人とチームのためだったのか,それとも阪神への忖度があったのかと思うわけです。
阪神も,大野さん降板までパーフェクトに抑えられていたわけですが,それは阪神の実力である可能性も当然否定できないものの,これも忖度によってそのようにしたという可能性もあります。つまり,阪神としては,今日の勝利の代償として,大野さんの最優秀防御率のタイトルをアシストしたというわけで,両方ともに得のある結果を忖度したのではないかというように見えてしまいました。
今日は,鳥谷さんのショート守備,高橋さんの投球などのセレモニー的要素もあり,最終的に勝利してCS進出も決めるなど,正直言って当初期待していたガチンコ勝負というよりはお祭り的要素の詰まった試合だったのではないかと思いました。
プロ野球は興行ですから,ファンを楽しませることも一つの目的ですし,こうした忖度によるお祭り的要素の詰まったファン感謝デーのような試合を私は否定するつもりはありません。
ただ,こうしてみると,残り試合数の多いチームというのは本当に有利だとしみじみ思います。
今回は,広島さんよりも中日さんや阪神のほうが残り試合数が多かったため,こうした忖度試合が実現されたように思えるのですが,広島さんにしてみれば本当に歯噛みするくらい悔しい試合だったのではないかと思います。
昔はこの時期消化試合ばかりだったことを思うと,こうした忖度試合でも盛り上がりができることはいいことなのではないかとは思うものの,それでもこれが誰もが求めていたものだったのかというのはやや思うところがあります。
ですが,阪神がここまで来られたのは,昨日までの怒涛の5連勝と広島さんが肝心な試合での勝負弱さを見せてしまったことがすべてのように思います。
特に,9月中旬段階では,阪神は明らかに終わったチームという扱いだったわけですが,そこからここまで来たというのは,阪神が勝ちすぎただけでなく,広島さんが肝心なところで負けすぎたこともあったわけで,それらの集大成が今日の忖度試合だったと思うと,私としてはこういうこともやむなしなのかなと思います。
そもそもの問題として,阪神も広島さんも中日さんも,勝てる試合をみすみす落としたことが多すぎて,それが今日の結果につながったと思えば,本当にもう少し全チームのいずれもきちんとした試合運びをしていればなと思うことは多々あります。
いずれにせよ,阪神はCSに進出することになったわけですが,敢えて言いたいのは阪神は決して強くないということです。
ただ,今は8月下旬に比べて投打が噛み合って調子がいい状態ですから,こういうときの阪神は地力の強弱に関わらず割と勝てることも多いと思います。
特に,次に対戦するのは阪神の実質ホームたる横浜スタジアムですから,今のチーム状態などを考慮すると阪神は実力以上の試合運びをできると期待しています。
それでもドームで読売に勝てるのかは何とも言えませんが,広島さんや中日さんのおかげでここまで来たならばもう行けるところまで突っ走ってもらいたいと思います。
また思いついたら書きます。ではでは。
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