こんばんは。
少し前のニュースではありますが、今日はメッセンジャーさん引退について述べてみたいと思います。
メッセンジャーさんといえば、来日した当時、正直言って阪神がよくとってくる外国人投手の一人であるという程度の認識でした。
それゆえに、飛び抜けて悪いということもないものの、そこまでいいと絶賛する要素もないというそんな印象で、来日1年目に観戦に行った際に偶然登板していたのですが、それほど何か感じる投手ではなかったと思っていました。
しかし、よくこの1年目の成績で見限らなかったかというところから、どんどん素晴らしい投手である頭角を現すようになり、気づいたら阪神投手陣の柱になっていました。
その偉業は、8年連続規定投球回到達、5年連続投球回180異常、総投球数3000以上、奪三振160以上、開幕投手5年連続計6度、3年連続リーグ最多完封、外国人投手奪三振数1位などなどの数多くの数字に表れています。
特に、無尽蔵とも思えるスタミナと速球のキレが売りで、130級を超える球数を投げたにもかかわらず9回でもこの球速が出るのかというのは何度も驚かされた記憶があります。
また、徐々に直球が衰えるようになってからは制球力と変化球を磨くようになっていきました。
去年まで第一線で活躍していた選手だっただけに、今季突如崩れて輝きがなくなったさまを見て、一体どうなったのかとあまりにも理解できませんでした。
しかし、色々と情報を集める中で、これまでの無理がたたった結果である可能性が高いという情報があり、変に納得してしまいました。
メッセンジャーさんといえば、まずは球数、そしてあれだけ投げているのに中5日というのを思い出しますが、だからこそ身体に無理がたたったのだとすればある意味当たり前というべきなのかもしれません。
ただ、だとしてもこんなに突然来るのではなく、緩やかに衰えていってほしかったとも思いました。
そして、今年から日本人扱いできる選手になり、これだけ貢献してきた選手であれば、あと1年は様子を見てから契約について考えるというようになるのだろうと思っていたのでした。
それでも、メッセンジャーさんの決断が引退なのであれば、私がどうこう言うのもおかしい話なのかもしれません。
惜しむべきは、あと2勝で通算100勝がかかっていたものですから、せめてそれだけ実現させてあげたかったというところでしょうが、こればかりは仕方ありません。
この人にはお世話になった記憶しかなく、阪神歴代の優良助っ人外国人の中でも間違いなく上位に挙げられるべき存在だと思います。
できれば、これだけの人材であればいい指導者になれると思いますので、阪神に残ってコーチをしてもらいたいと思いますが、本人の意向はどうなのでしょうか。
いずれにせよお疲れさまでした。
さて、今日の試合ですが、阪神が読売に2対1で勝利しました。
勝利打点は押出四球というしょっぱい展開ではありますが、それでも勝利は勝利ですし、特に途中で出てきていい球を投げて踏ん張ってくれた島本さんには感謝しかありません。
また、藤川さんの抑えの働きが有能で、この調子であれば250セーブを来季には達成してくれるのではと思わせるものでした。
ただ、ガルシアさんは、よく頑張って投げたものの、6四球は不安定だと思いますし、外国人枠も考えれば今季限りの契約になってしまうのではないかと思ってしまいました。
おそらく今日の登板が契約続行の最終テスト的な位置づけだったと思うのですが、この投球では厳しいと思いました。
阪神はとにかく勝つしかない状態ではありますが、昨日敗戦したことを考えるとなかなか勝てていません。
この7戦で3勝4敗ということで、CS進出を狙うにしても勝ちきれない勝負弱さを感じますし、むしろ来季にどうつなげるか、近本さんの記録はどこまで伸びるか、そういったところに注目すべき残り試合かというようにも考えています。
最後まで楽しませてもらいたいものです。
また思いついたら書きます。ではでは。
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