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 こんばんは。


 今日は天皇陛下の即位の儀が催されました。
 朝から悪天候であったにもかかわらず,即位の儀が始まったところで雨がやみ,虹がかかったりしたということで,偶然だとは思いつつもやはり何か不思議なものがあるのかという気持ちにさせられます。
 雨についても,三種の神器の一つ天叢雲剣が呼び起こしたと言われていて,歴史を紐解いてもこういった話はよく出てきますし,こういうところからもより不思議な力があるのではというように言われることと思います。
 これが平安時代などであれば,まさに神の力という話が出てきて,より朝廷の権力が高まったりするのだろうなと思いつつ見ていましたが,これが現代ではそういったものではないとしても象徴としてのお勤めを果たされることがどれだけ大変なのだろうかと思ってみていました。


 さて,今日のニュースを見ていたら,東京都が開催した合同企業説明会でサクラが使われたというものがあったので,取り上げてみました。

 サクラが使われたのは,今年7月と8月に開催されたもので,7月開催のものは参加者17名中10名が2000円から5000円をもらっていたということです。
 また,8月開催のものは参加者43人中37人が4000円から1万円をもらっていたということでした。
 この2つの説明会ともに,業務委託を受けた人材派遣会社が参加者集めを別の企業に依頼したということで,そこで依頼された企業がサクラを集めたということでした。
 このため,契約に違反しているということで,今回の事業の委託費は支払わないことになったということでした。

 再委託を受けた企業がサクラを集めるに至った原因は,おそらく今回の企業合同説明会の対象職種が一般的にあまり人気がなく,かつ少子化で人材不足ということが挙げられるのかもしれません。
 そのため,当初より人数が集まらないと懸念し,サクラを集めようと思ったのでしょうが,そこまでして人数を集めたいと思ったのは,人が集まらなければ今後はこの仕事を受注できなくなるからであろうと思われます。
 ですが,サクラを集めて人数がいたことにしようという行為は詐欺に当たる可能性もあると思われます。
 また,ここでサクラとして集まった学生らも詐欺の共犯ということになりうるとも思います。

 説明会の対象職種がもしもあまり人気がないものであるならば,この合同説明会は企業側にとっては死活問題だった可能性も大いにあり,そうであればここでサクラが使われたことは極めて重大かつ許されないものであったと思います。
 それは,企業側にとっては,人材獲得のために,サクラに対してある程度の熱量を払ってでも勧誘をしていたわけですし,その無意味な苦労をどうしてくれるのかということは当然に問題になると思われるからです。

 また,東京都が開催した説明会であれば不正はないだろうという信頼も背景にあったと思いますが,今回の行為は東京都の看板にも泥を塗ったことにもなると思います。
 加えて,もしもこれがサクラだと発覚しなければ,税金がこういった詐欺的な行為に対して支払われることとなったわけで,そういった意味でも罪が思いと思います。

 この件を見ていて,世の中の説明会というのは,実際にどれだけサクラが使われているのかと不安に思いました。
 昔の就職難の時期には,サクラなどということはありえなかったものですから,こういった論点自体が考える必要もありませんでしたが,今は人手不足の時代ですから,このような件はまさに氷山の一角のように思えてなりません。
 今回のことを契機に,ある程度行政が委託した類似の事業について調査がなされるかと思うのですが,このような調査につきあわされる行政の方と,真面目に業務を担当していた受託者はいずれも大変気の毒に思います。


 今日は日本シリーズ3戦目が催されましたが,やはりソフトバンクさんが勝ちました。
 実力差を見ても圧倒的だと思っていますが,せめてホーム球場に来れば多少流れは変わるのではと期待していました。
 ですが,今日はそれなりに店の取り合いをして互角の勝負かと思わせていたものの,ミスから失点してしまって敗戦ですから,流れもあまり変わっていないのだろうと思います。
 これで0勝3敗ですが,崖っぷちの読売が今からソフトバンクさんに4連勝できるまでの力があるとは思えないので,ここから1勝くらいはするかもしれないものの,残念ながら今季の日本一もソフトバンクさんなのだろうなと思いました。

 阪神の立場からこれを見ていると,前も言ったとおり,やはり基本的な戦力が圧倒的に不足しているため,せめて打率のある打者と長距離を打てる打者をそれぞれ1人から2人ずつ連れてこないと勝負にならないのだろうなと思います。
 これからどのような補強を考えているのかはわかりませんが,ここから来年の今頃にソフトバンクさんとやり合うことを想定してみると,どうも今の読売よりも散々な負け方をするような気がしてなりません。
 現有戦力の底上げで対応できれば理想的ですが,この数年の貧打を思えばそれも期待薄でしょうから,どのように補強するのかというのを見守っていくしかないのでしょう。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:14
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