こんばんは。
今日は,薬物関係のニュースが2つ入ってきたので,取り上げてみます。
1つ目は,以前から問題になっていた田代まさしさんの件です。
またしても覚醒剤の所持ということで,以前に宿泊していた部屋から見つかり,さらに今月職務質問したところで所持していたということでした。
私も仕事柄薬物事犯の再犯事件をよく目にしますが,改めて見るとやはり薬物から立ち直るというのは非常に難しいことなのだとしみじみ思います。
田代さんも,前科の際に,自分が色々なものを失って,嫌というほどこれが愚かなことなのかと理解したはずですが,にもかかわらずまたやってしまったわけです。
特に,田代さんは有名人ですから目立つわけで,そのような状況でこういった犯行を行うことは難しいはずなのに,それらの壁を乗り越えてでも使いたいのが覚せい剤ということなのでしょう。
今回も実刑だと思いますが,こうなったらまた罪を償ってきてもらうしかないのだと思っています。
2つ目は,元オリンピックのスノーボード日本代表だった國母さんの件です。
大麻を57グラム,アメリカから国際スピード郵便で輸入したとして,大麻の営利目的輸入の疑いで逮捕されました。
調べに対して,大麻輸入は認めているものの,営利目的は否認しているそうです。
営利目的輸入と単純輸入は違う犯罪で,量刑も異なります。
もっと言えば,営利目的輸入の場合,初犯でも執行猶予がつかず,実刑になる可能性が多いと思います。
それは,営利目的の場合,薬物の拡散に加担するわけですから,ただ輸入するのと比べて悪質性が高いからやむを得ないのだろうと思います。
國母さんは営利目的は否認しているということですが,捜査機関において営利目的かどうかを疑う分水嶺の一つは所持量だと思います。
私の仕事で見てきたところでは,大麻の1回の使用量は約0.1〜0.2グラムだと思いますが,そこから見て到底一人で使い切れない量を持っていたとなれば,それは他人に譲り渡す目的だったのではないかと疑われるということになります。
今回國母さんが所持していた量は57グラムということですが,仮に1回あたり0.1グラムであるならば570回の使用量となります。そして,仮に1日1回使用するのであれば,1年以上使用できる量になりますが,そうであれば本人だけが使うのかどうかと疑われることはやむを得ないように思います。
國母さんが否認しているとなると,捜査機関の見方は,過去の輸入の経緯となろうかと思います。
すなわち,これが初めての輸入なのか,過去に複数回輸入しているとすればその頻度,1回の輸入量はどうなのかということが一つの問題になるでしょう。
また,記事によれば,國母さんは自ら出頭したそうですが,そうなると携帯電話等も捜査機関側に渡しているのでしょうから,そういったところから把握している連絡先について確認され,転売先と見込まれる可能性のあるところなどが検討されるのでしょう。
記事を見ているだけでは営利目的なのかどうかはわかりませんが,いずれにせよこういった有名人が犯罪に手を染めるのは大変残念です。
今日の阪神の記事を見ていたら,藤浪さんが,山本昌さんの指導を受けて,抜ける球が少なくなったというものを見ました。
記事を見る限り,チェンジアップの握りの問題やリリースポイントなどについて色々と指導を受けているように見受けられ,藤浪さんもそれなりに好感触を得ているようにも見受けられました。
藤浪さんが復活してくれることは,阪神にとってこれ以上ない補強になると思いますし,私としては大変期待はしています。
ただ,これまで何人も藤浪さんの復活のために手を尽くしてきたにもかかわらず,臨時コーチが改善させられてしまうことには若干の違和感もあります。
また,打席に打者がいる状態でどうなのかというのをまだ見ていないので,個人的には安心ができません。
ですが,阪神という人気球団の場合,特に少しでも不調だと外野がうるさいですから,精神面でも弱ってしまっているところも少なからずあるのかもしれないとも思います。
そういったところを,抜け球が出なかったという成功体験を積み重ねることで少しでも払拭できるならば,いざピンチになったときでも戻ってこれる拠り所が自分の中でできるのではないかと思います。
藤浪さんは,あれだけの素材である以上,少しのきっかけで大きく変われる人材であると確信しているので,何とかここで以前よりも素晴らしい投手になってくれることを願ってやみません。
また思いついたら書きます。ではでは。
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