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 こんにちは。

 最近飲み会続きだったので,今日は今の時間に更新することにしました。

 今日取り上げるお話は,安住財務相が10日の衆院予算委員会において国家機密の一つである為替介入の基準を漏洩させてしまったという件です。
 具体的には,昨年秋の為替介入について「75円63銭で介入を指示し,78円20銭でやめた」と述べたということでした。

 これの何が問題かというと,まず75円63銭までは円を買っても大丈夫だということを述べてしまったも同然ということです。つまり,投機家にすれば,「76円台になったら買って78円をこえたら売ればいいのか」という大まかな発想を持たれてしまうことになることが挙げられます。
 次に,日本という国が「1ドル78円くらいでいいか」と考えていることをあらわにしてしまったことで,国が円高を容認したと解釈され,円高に苦しむ輸出産業に対する失望を与えてしまったことです。
 第3に,このような基準で過去に行ったということを公表してしまった以上,次にはもう同じような基準で行動を起こせなくなったということです。つまり,あらわになってしまった前と同じ基準で動くことになれば,今後の日本の動きは全て丸裸になってしまうからです。

 このお話は,投機家にしてみれば,おおよそこんなものだろうと考えられていた基準が細かい数字まで明らかになった程度の確認作業レベルの話なのかもしれません。
 しかし,円高容認の方針をとっていると思われるなど,こんな機密を漏洩すること自体,日本経済に多大な影響をもたらす相当な大失態だと思います。
 田中防衛相といい,全体的にもう少し厳格に引き締めを図るべきでしょう。これでは「適材適所」と言われても信用のしようがありません。

 我らがマートンさんが,休日返上でバッティング練習を行い,その打球でピッチングマシンのねじをはじき飛ばしたそうです。
 彼は子供が生まれてやる気も充実しているところでしょうし,今年も大いに期待しております。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 12:37

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