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 こんばんは。

 大阪の泉佐野市が,財政難への策の一つとして自治体の命名権(ネーミングライツ)を売りに出すことにしたそうです。
 以前からネーミングライツについては,施設名や公園名などで見受けられた話ですが,自治体名は前例がないようです。
 市の名称変更は,市議会の過半数の賛成により可能なようです。

 しかし,施設名等と異なり,市の名前まで売りに出すとなればパッと思いつくだけで幾つかの問題が思い浮かびます。
 まず,市の名前がころころ変わるとすれば,住民が困惑するのではないかということです。ネーミングライツの期間は1〜5年ということなので,その期間が終了した後にはまた別の名称になるかもしれないですから,住民にとってはなかなか大変かもしれません。そして,このために住民が流出してしまうことがあったとすれば,失う税収とネーミングライツの報酬とどちらが高いかという問題が生じるやもしれません。
 次に,事務手続の問題が考えられます。施設名くらいのレベルであれば多少変更があってもまだ対応できるでしょうが,市の名前ともなると地図やカーナビなどの変更が必要なほか,道路標識なども含めて変更しなければならない量が多い気がして,これらにかける費用を考えた場合に果たしてネーミングライツの報酬とどちらが高いのだろうかと思ってしまいます。
 第3に,市が特定の企業や商品の名前を入れることによって,特定のものに肩入れしたような印象を与えてしまうため,行政の公平性に欠ける見た目ができてしまうのではないかという問題もあると思います。

 と,思いついたことを色々と挙げてみましたが,財政難を打開しようとしている姿勢は大変評価できると思います。
 また,ここまで色々言った私に,財政難を打開する案があるわけではないので,この話を一概に批判ばかりするわけにもいかないというようにも思っています。
 正直言ってあまり好ましい方針とは思いませんが,これを一つのたたき台のための提案として,財政再建のための方策が捻出できればいいと願ってやみません。

 先日帰阪したマートンさんが開幕絶望というニュースを聞き,私も絶望しました。
 しかし,これで阪神の外野はセンターとライトが空席となりました。
 これまで阪神はこれと言った外野手が出てきていないという現状がありますが,これをチャンスにマートンさんが復帰してもポジションがないのではと思わせるくらいの活躍をする人が出てきてほしいものです。
 特に,ドラ1の伊藤さんには大変期待しております。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 19:33

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