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2012.09.04 Tuesday
 こんばんは。

 今日,プロ野球選手会がWBCに参加表明をしました。
 その主な理由としては,これまで最大の懸念事項であったスポンサー権にまつわる財源問題について,これに代わる財源として「侍ジャパン」という商標やグッズ販売,国際試合のテレビ放映権などで4年総額40億円の収入が見込まれると考えたからのようです。
 よって,結局アメリカ側は財源問題で全く譲歩しなかったのですが,日本側で独自の財源を捻出することによって,選手への手当等を充実させることで参加を表明したということと思われます。

 私の個人的な意見としては,参加自体は大変嬉しいですし,多分試合は相当楽しみにすることと思いますが,結局アメリカ側が譲歩をしなかったということは残念であったと思っています。
 それは,お金の問題というよりも,態度の問題として,今後も同様の問題が発生した場合にアメリカ側が譲歩しなくてもよいと平気で考えてしまう前例を作ってしまったような気がするからです。
 その意味では,今後大会を運営する上で,また自国に有利な条件等を突きつけてこないだろうかと懸念しているので,注意深く見守る必要があると思います。

 この参加表明について,選手会に対して「所詮お金なのか」という批判があるのではないかと思っています。
 しかし,以前もこのブログで述べたように,選手はこの大会で怪我をしてシーズンを棒に振ったら何も生活の手当がないわけで,そんな保障のない野球生活を送っているところにみなが夢だけ乗せてプレーしろというのはさすがに酷だと思います。
 だから,私としては,今回のお金の手当を別に都合したことで参加表明したという流れは特に批判すべきとは考えていません。

 ひとまず,今後の大会を楽しみにするとともに,新井選手会長には心からお疲れ様でしたといいたいです。
 この重責を一応決着させたということで,これからは終盤の回でゲッツーを打たないように活躍してもらいたいと思います。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | スポーツ関連 | comments(0)  | trackbacks(0) | 19:08

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