こんばんは。
今日はオバマ再選や田中真紀子さんの大学設立認可問題などいくつかのニュースがありました。
ただ,これらの件ではなく,敢えてナベツネさんこと渡辺恒夫さんの運転免許更新の件について取り上げてみたいと思います。
ある記事を見たところ,ナベツネさんが2004年の免許更新に当たって,70歳以上に義務づけられた3時間の高齢者講習を,視力検査などの検査項目のみで10分程度で終了していたという疑惑があるというものがありました。
それは,当時の警視庁記者クラブキャップの日記にあるのですが,これによれば当時の読売新聞の広報部長から「面倒くさい手続を省いてほしい」という要請の下,キャップがそれを認めてくれる自動車教習所を探し,講習当日も随行したということでした。
講習を受けた自動車教習所の社長は,「実際に車に乗る実技は行わなかった。確かに法令違反である。」と違反を認めたということです。
道路交通法施行規則では,高齢者講習の講習時間は3時間とすると明記されており,この例外を認める規定もありません。
この点について,読売新聞側は,この日記の記述を否定し,待ち時間について都合を付けてもらったので比較的短時間で終わったとはいうものの,警視庁幹部ら警察関係者に何かを依頼した事実は一切ないと述べているということです。
この記事が本当かどうかは分かりませんので,仮に真実だったらということで以下書いていきたいと思います。
まず,身分証として免許証を手放したくないという一般論は私も同感なのですが,それがナベツネさんについても同様とは,何とも思うところがありました。
ナベツネさんを特別扱いするというのは違うと思うのですが,あり得ないでしょうけどナベツネさんが自身で運転する絵が想像できて,何ともなという気がしてしまいました。
さて,本論ですが,マスコミは絶大な影響力,権力を持ち,かつ色々なものを批判する立場として襟を正すべき職業なわけですから,世間に対する見本でいてもらわなくてはいけない存在であると思います。
それなのに,もしこの記事の通りであるとすれば,マスコミとして大変残念な状況であると思うとともに,自身が今後何かを批判する資格を失いかねないのではないかと思います。
それだけに,講習が嫌でサボったように見えるこの記事の内容は,正直申し上げてマスコミとしてはどうなのだろうという気がしてしまいます。
マスコミこそ一般人の目線で語るべき職業なのですから,講習が嫌であればむしろ一般人に混じって講習を受け,その結果この制度が意味があると思えるのかどうかを記事にして世に投げかけるべきなのではないかと思います。
確かに,ナベツネさんが運転する絵が思い浮かびづらいのと同時に,ナベツネさんが座って講習を受ける絵もまた何とも言いがたいものがあるのも事実です。
ただ,このことが講習を回避する理由には当然なりませんので,やはり事実関係を調査の上,今後の対応をご検討いただきたいと思いました。
また思いついたら書きます。ではでは。
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