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 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,ブラジルの脱獄事件が目にとまりました。
 その事件は,ブラジルゴイアス州で,4人の受刑者が,刑務所の塀に穴を開けて脱獄を図ったものの,失敗したというものです。
 1人目は無事穴を通れたものの,2人目が巨漢だったため,大きな腹部がつかえ,動けなくなってしまいました。
 残り2人が何とか助けようとしたものの,結局どうすることもできず,やむをえず警備を呼び,御用となったということでした。
 最終的には消防署員が駆けつけて救出されたものの,穴にはまった受刑者は肋骨を骨折した可能性があるということです。

 私は,別に脱獄者を応援するつもりはないのですが,このニュースを見た時,穴の大きさを考える人はいなかったのだろうか,2人目の人は自分ではこの穴の大きさでは十分ではないと指摘しなかったのか,3・4人目は2人目が穴につかえることを予想して先に行きたいとは言わなかったのだろうかなどなど色々と疑問が起こります。
 脱獄方法自体は幼稚園生でも考えつく極めてシンプルな方法だけに,気をつけるべきことは殆どないわけで,にもかかわらずなぜそのような状況でこうなったのかは何ともいいようがありません。

 しかし,それと同時に,塀に穴を開けることのできてしまうブラジルの刑務所のセキュリティも心配になりました。
 塀に穴を開けるためには,自分を拘束する施設から身柄が解き放たれること,施設から身柄が解き放たれるだけでなく施設の外に出て塀のところまで行けること,塀に穴を開けられる道具を持っていることなど色々な条件を揃えなければならないでしょう。
 今回は脱獄犯の間抜けとも言える失敗によって辛くも脱獄できずに終了しましたが,ブラジル政府や刑務所側がこの件から学ぶべきことは極めて多いと思います。

 ひとまず,本件では脱獄犯側のポカによってブラジルの治安は保たれましたが,他国のことながらもう少し警備を考えるべきであると思いました。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:33

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