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 こんばんは。

 先日から話題に上がっている広島の悲惨な土砂崩れの件ですが,もはや大変気の毒としかいいようがありません。
 家族などがお亡くなりになられた方々に対してはお悔やみ申し上げます。

 このような災害が避け得たのかどうかというのは,天候の関わる問題である以上何ともいいがたいものがあるのかも知れません。
 もちろん事前に災害の兆候等もあったのでしょうが,かといってその場から離れるという判断が容易にできるのかというとこれは分からず,今我々に考えられることは救出作業と復旧作業に専念した上で,これを教訓として今後同様の災害を如何に防ぐかということだと思います。

 今回の災害により地盤もゆるんでしまったわけですし,大量の土砂もありますから,おそらくこの地域にこれから住むということ自体がなかなかの決断を要することになることでしょう。
 それでも住み慣れたところですし,不動産の所有権もあるわけで,そのまま捨て置くということも難しいと思われます。
 今は救出作業や復旧作業等に従事されておられると思いますが,それが済んだ後はどのように生きていくのかということを考えねばならず,そこからも大変な日々が続くことが予想されます。

 そんな中,この被災地域では,避難者の住居を狙った空き巣が相次いで報告されているという記事を見ました。
 手口としては,警察官を名乗る女性から,「避難勧告が出たので避難してください」という電話があり,そのまま避難したところで空き巣が入るというもののようです。
 警察は,電話で避難を呼びかけることはないと説明しているようで,何者かが空き巣を目的に外出をさせようとした可能性があると見ているということです。

 泥棒自体が卑劣漢の仕業ではありますが,こういう災害で弱っているところに平気でできるという神経は人としてどうなのだろうかと通常案件より思うところがあります。
 しかし,この手の話は東日本大震災の折にもよく空き巣があったと聞きますし,最近は避難があるという情報を聞きつけて空き巣を行うという避難専門というトレンドでもあるのでしょうか。
 この災害においては,上記の通り今後同様の災害を防ぐための教訓になるというように述べましたが,それとあわせて避難がなされるのと同時に空き巣被害についても警察は警戒しなければならないということについても教訓になるということなのだと思います。
 警戒する側も,避難したてのところでは大災害発生中なのでなかなか難しいと思いますが,一段落付いたところがもっとも狙いやすい時期なのではないかというところで,目を光らせねばならないのだろうと思います。
 また,今回の件もそうですが,マスコミが大量に現場に入って撮影等を行っている時期にこのようなことが起こっているのですから,犯行がなされるのはマスコミも取材活動を行っていない時間帯ということなのだと思います。
 そのような点を踏まえて,今回の災害でもまだまだより一層の警戒が必要だと思いました。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:49

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