こんばんは。
今日は大変寒い日でしたが,こういう日に限って移動があるもので,大変困ったものでした。
今日はいつもよりも防寒対策に余念なく外出したはずなのですが,それでもかなり厳しい寒さだったと思います。
特に風が冷たく,ホームで電車を待っている時も皆さん風には辛い思いをしていたように見受けられました。
そうはいっても,北海道の様子を見ると,こちらの寒さは向こうのものとは段違いなものなのだろうと思います。
昔仙台にいたことはあるものの,そこまで厳しい寒さというのを経験したことがないので,きっと私が想像しているよりも相当厳しい寒さなのだろうと思いました。
今日のニュースを見ていたら,群馬県高崎市の小学校に刃物を持った男が侵入したものの,職員が取り押さえたというものがあったので取り上げてみました。
この男は40歳代と見られ,刃物はナイフのようなものということでした。
男は校舎内の保健室付近まで入り込み,職員によって取り押さえられたということでした。
このようなニュースを聞くと,大阪教育大学付属池田小学校の事件を思い出します。
あの事件以降,学校の警備は厳重になり,日中は校門を閉ざすようになりました。
また,学校側も不審者に対してはこの事件以前より神経質になったと思いますし,学校にとっては意識の転換を迫られた事件だったと思います。
その教訓があったからか,本件は職員により取り押さえられ,被害は未然に防がれました。
記事にある保健室が校舎のどの辺に位置するのかは分かりませんが,あまり玄関付近にあるようなイメージはないので,多少は入り込まれたということなのでしょう。
しかも,ナイフという殺傷能力ある武器を持っていたわけで,いくら学校側の方が人数が多いからといって事前に訓練などを受けるかさすまたなどの対抗武器を備え付けるかしないとなかなか対処は難しかったろうと思います。
そういう意味では,上記の池田小の事件以降学校側の準備が整っていたということで対処ができたということなのかも知れません。
この事件は,2つの意味を持つと思います。
一つ目は,同種事犯を考える犯人に対して,学校側にはそれなりの準備があるということを見せつけることによって,そもそも犯行の意思を挫く効果です。
もしも今回の犯行が成功していれば同種事犯が発生する可能性もありましたが,学校側の備えによって対処ができたのだとすれば,一般的に学校に対して単独で凶器をもって危害を加えようとしても成功する可能性が低いと示せたと思われ,その意味での効果は非常に大きかったと思います。
二つ目は,この事件により,学校側の警戒レベルが高まることが考えられることです。
学校側としては,加害者に対する備えが功を奏したとはいえ,それでもこのような事件が発生した以上,今後より一層の警戒が必要になると考えるでしょう。
特に,模倣する同種事犯については警戒しようと考えることはもっともであり,その意味では学校側の負担が増加することが懸念されます。
また,学校側だけでなく,児童・生徒側についても,より自由度が低くなり,放課後にみだりに外で遊んだりすることについて注意を受けるようになるのではと思います。
そうすると,子どもにとっては極めて窮屈な状況になると思われ,その意味では学校や子ども達には気の毒な話になるのではと思われます。
ひとまず被害がなかったのは本当によかったと思いますが,これを機に同種事犯がこれまでよりも減少,根絶されるようになることを願うばかりです。
また思いついたら書きます。ではでは。
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