こんばんは。
今日のニュースを見ていたら,救急車について一部有料化が検討されているというものを見たので取り上げてみました。
これは,軽症にもかかわらず救急車を呼んだ人に対して費用を請求するという案です。
その背景にあるのは,タクシー代わりに利用しようとする一部の利用者への警鐘という意味合いがあるそうです,
消防庁によると,救急車による搬送車のうち半分近くは軽傷者が占めており,一刻を争う重傷者の搬送に支障が生じているということです。
海外では救急車を有料としている国もそれなりにあるという事例も挙がっております。
私は個人的には今の議論はあまり好ましいとは思いません。
というのは,この議論の背景にあるのは一部の悪質な利用者への対策ですが,救急車が取り扱うのは生命ないし身体であり,それを超える価値のものはないと思われるからです。
国民の生命,身体を守るのは国家の役割なので,それを限定してしまうことは重要な役割の一部を蔑ろにしてしまうのではと思います。
また,私の見てきた事案の中には,夜中に急病で辛い目に遭っていても,夜中に救急車を呼ぶと近隣の迷惑になるとして,一晩中痛みに耐えて翌日自力で病院に行ったが大変な事態になってしまったという方もいました。
確かに世の中には制度を悪用しようという者も存在することは事実ですが,それと同じように制度があっても他人の迷惑を気にして使うのを躊躇う人も存在しており,そのような人にとって有料化はアクセスがしづらくなるのではないかと懸念します。
さらに,有料かどうかの基準が軽症か否かという点で振り分けるようですが,そうすると軽症か重症かの線引きはどうするのかと言うことも問題でしょう。
例えば,傷病名だけで決めても,同じ傷病名でも重いものもあれば軽いものもあるでしょう。
また,その判断を医師に委ねるとすれば,その基準は主観的になりがちで,医師との人間関係によって有料か否かが決まってしまうようにも思います。
利用者側としても,自分の症状が重大だと思って救急車に連絡したらたまたま軽症だったという時に利用料を請求されるというのでは,やはり救急車の利用を躊躇ってしまうのではないでしょうか。
そういうところを考えていくと,端的に重症か軽症かという基準で有料無料を線引きするというのは私はいかがかなと思います。
ただ,悪質な利用者の対策は考えるべきことは私もその通りだと思います。
悪質利用者の対策として,例えば悪質利用者の多くについて多数回救急車を呼ぶ傾向にあるのだとすれば,1年に一定回数以上救急車を呼んだ場合は有料にするというのはよいかも知れません。
そういう悪質利用者の傾向を分析し,本来的な目的を超えた利用をさせない対策をとることで現在の弊害はそれなりに抑えられるような気がします。
私は様々なものについていずれも性善説を採ることについては反対します。
ですが,生命等の重大価値が関わるものについて安易に性悪説を前提として利用を妨げる方向に進めると,本当に守るべきものといざというときに守れなくなってしまうと思います。
ですから,本来的な目的のための利用者を遠ざけるものではなく,悪質利用者を遠ざける対策からまずは講じていくべきと思いました。
阪神は,メッセンジャーさんを二軍落ちとした代わりに上げたサンティアゴさんの活躍が期待されるところです。
というか,このような未知の新戦力に期待を寄せざるを得ないというのは,正直言って暗黒時代を彷彿させるくらいの危機的状況であると言ってよいと思います。
ですが,ほぼベストメンバーである中で誰もが真っ当な成績を残せていないのですから,もはやこれまで見たことのない選手が活躍することに期待をせざるを得ないという,大変悲しい現状があります。
サンティアゴさんは,今年3月加入で,二軍で6試合,1勝2敗,防御率1.80と,右投げ,140キロの高速シンカーが武器という情報が一応あります。
はっきり言ってあまり実績のない選手ですが,シンカーで140キロ出るのであれば直球はそれなりに球速がでそうな気もします。
問題は制球力があるか,精神的なむらっ気があるかという点ですが,これらは見てみないと何とも言えません。
成績を見る限り,二軍とはいえ防御率は悪くなさそうですが,6試合で2敗しているところを見ると勝負強さ,粘り強さについては少々不安が残るところです。
ですが,今回1度きりの登板でメッセンジャーさんがまた上がってくるというように聞いているものの,そこはどの程度の力を見せてくれるのか,とりあえず楽しみにすることにします。
また思いついたら書きます。ではでは。
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有料化!?
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