こんばんは。
昨日,阪神和田監督が球団側に今季退任を申し入れました。
これで和田政権が今季で正式に終了となり,遂に阪神に選手として入団してから約30年着続けてきたユニフォームを脱ぐこととなりました。
和田監督に対しては,采配についていろいろと思うところはあったものの,それでも結果を見れば悪い監督ではなかったと思いますし,それがこの半月くらいの戦いぶりで急遽退任となったことはむしろ気の毒のように思います。
結果責任の世界ですから,こればかりは同情的に述べることはよくないのでしょうが,とりあえずお疲れ様,そして残り試合を次につなげるものとなるように頑張ってもらいたいと思います。
その他,今のところ阪神を去る方として,関本さん,渡辺さん,加藤さんが名を連ねています。
関本さんといえば,入団当時には濱中さんと阪神クリンナップを担ってくれる存在になると確認していたのですが,中距離の好打者となっていきました。
セカンドでの連続無失策記録は未だ記憶に残っていますが,セカンドだけでなくショートやサード,ファーストなど様々な守備位置に付けられ,随分便利屋として使われていたという印象もあります。
それは,ポジションを固定されなかったということの裏返しでもありますが,いろいろなポジションで使いやすい存在だったのかも知れません。
打つ方も決して悪い成績ではなく,全体的に見ると器用な選手であったと思っています。
そして,ムードメーカーでもありましたし,そういう選手がいなくなるのは単純に寂しいと思ったりします。
渡辺さんは,中継ぎとしてよく投げてくれました。
球団の都合で本来本人さんが希望されるような使われ方をされたのかどうかは何とも難しいところかもしれませんが,それでも一時期は毎試合のように中継ぎとして使われていました。特に,JFKに繋ぐ中継ぎとしてよく登場していたように記憶しています。
球場に見に行った際には,プロ野球選手にしては普通よりは小柄だと思いましたが,それが身体全体を使うような投球で時には140キロ後半の速球が出まして,キレのある球で勝負する姿は印象的でした。
加藤さんは,途中から阪神に来た選手ですが,2012年より敗戦処理などで登板することが多かったものの,その時に安定感のある投球を見せ頭角を現していきました。
そして,翌2013年には阪神中継ぎ投手陣の一人としてなくてはならない存在になりました。
翌年以降はあまり活躍できなかったものの,復活を期して阪神にやってきて活躍する姿は,左のベテラン中継ぎ投手が阪神で復活する姿の象徴の一人出会ったと思っています。
それぞれの選手に思い出深いものを感じるだけに,来季から阪神で見られなくなることは大変残念ではありますが,個人的にはどこに行っても活躍をし続けてもらいたいと強く希望します。
阪神は,来季は金本監督に一本化されたともっぱらの話になっており,そのコーチ陣についてまで言及されつつあります。
以前述べたとおり,金本監督には有能なヘッドコーチを初めとしたスタッフが必要であろうと思っていますが,どうやら高代さんがヘッドコーチに就任し,西山さん,矢野さん,下柳さんなどが候補に挙がっているようです。
このうち,高代さんについては,今成さんの守備適性を見いだしたり,コーチャーとしても暴走が少なかったりと,有能なように思われ,ヘッドコーチとしては最もよい人選なのではないかと思っています。
また,西山さんは読売のコーチとしてそれなりの結果を出していますし,金本先生と仲もよいので,なかなか楽しみな人選だと思います。
矢野さんと下柳さんについては,いずれも選手時代や解説を聞いていたりするところでは有能なのではと思うのですが,何せコーチ等の経験がないものですから,監督にもコーチ経験がなくてコーチにもそれがないというのはやや不安で,個人的には時期尚早な気もします。
もちろん,彼らがいずれ阪神を支えてくれる図は想像するとわくわくするのですが,和田監督がたった半月足らずの結果で,しかも3位という決して悪くない順位にもかかわらず退任せざるを得なかったという人気球団阪神で,結果があまり付いてこない時期がそこそこ続いてしまえば金本監督退任などという話も出かねません。
そう考えると,監督初期はそこそこ実績にある人を固めた方が無難な布陣に思えますので,矢野さんや下柳さんは育成後に座るべき椅子に座った方がよいと思いました。
私が決めるわけでもないのにいろいろと理想を思い描くのもおかしいとは思いますが,それでも人事というのはやはり面白いものです。
面白いのは今だけで,シーズン始まればそんなことも言えないのかも知れませんが,それでも楽しめる時に楽しみたいと思います。
とりあえず,和田監督には,今季の残りをよい結果で負われるようにお願いします。
また思いついたら書きます。ではでは。
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