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 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,中学校教諭が採点のために自宅に持ち帰った答案用紙を子供が書き換えたというものがあったので取り上げてみました。

 この教師と子供の関係は,実は教師と教え子の関係で,子供は教師のクラスに在籍する生徒だったということです。
 教師が,採点のために持ち帰った答案について,子供が発見し,生徒8人の答案の一部を消したり,正解なのに間違った答えに書き換えたりしたということでした。
 教師は,気づかないまま採点し,翌日全員に返したところ,複数の生徒から自分が書いた答えと違うものになっていると訴えがあったそうです。
 子供は書き換えを認めた上で,教師と一緒に,生徒と保護者に謝罪したということでした。
 書き換えられた答案は実際よりも2点から10点低くなっていたそうで,学校側は加点する措置をとったということです。
 この県では教職員の答案持ち帰りを禁じているということで,県教育委員会は事実確認をした上で教員の処分を検討するそうです。

 これを見ていて,書き換えた子供もしょうもないと思いますが,もっともいけないのは教師でしょう。
 それは,規則を破ったことは当然許されないということもありますが,その規則がなかったとしても自分の家に採点対象がいて,その人に見られる可能性があるにもかかわらず,それを持ち帰ったことでしょう。

 この子供のやったことは減点行為でしたが,例えばそのような直接的な行為に出ずとも内容をのぞき見て公表するという行為だけで大きな害が生じると思います。
 また,自分の答案の点数をかさ増しすることも可能だと思いますし,そのように利害関係のある人に手の届く環境に置くこと自体が間違った行動であると思うべきでしょう。
 にもかかわらず,自宅に答案を持ち帰ったというのは,規則以前の問題として何かが欠けていたのではないかと思います。
 ですから,子供が悪いことはいうまでもないのですが,結局もっとも問題があったのは教師の方だと思います。

 このようなこととなると,第一には答案を自宅に持ち帰らないということを徹底することですが,もしかしたらそのために答案の保管に関するチェックリストのようなものが作られるかもしれません。
 ただでさえ忙しい教師の仕事の他余計な事務を増やされた他の教員にとってはいい迷惑となるでしょう。

 また,自分が教えるクラスに自分の子供がいたことも問題だということとなれば,教師がクラスの担当から外されるということもあるかもしれません。
 そうなれば,他の教師に対してその再編の影響が及ぶことも考えられ,引き継ぎ等の面倒も生じるように思います。
 そういう諸々のことを考えれば,今回の件は非常に重要ですし,今回の件を教訓に規則の徹底がはかられねばならないと思いました。


 今日の記事では,阪神の新外国人ヘイグさんが,従来の外国人選手より5日ほど早めに来日する予定であるというものがありました。

 日本プロ野球のキャンプインは,メジャーの2月中旬に比べて早い2月1日からですが,ヘイグさんは日本式に合わせるため早めに来日するということです。
 契約合意の際,早めに来日してキャンプに備えたいと述べたそうですが,それが現実になるということでした。

 正直言って,この内容でよく記事にできたなというのが見た時の感想でした。
 確かにまじめそうな方でよかったという思いはありますが,ただそれがどうしたという風に思ってしまうのは私が悪いのでしょうか。
 かつてのゴメスさんの1年目を思い出せば,彼はキャンプ初日に間に合わず相当な悪評の中シーズンが始まりましたが,ふたを開けてみればなかなかの活躍ぶりだったということもあり,これではかれるのはまじめさであって活躍ぶりではなかろうというように思います。

 ただ,かつて不真面目な外国人助っ人が,不真面目なままシーズンに突入して不真面目なままシーズン途中で去っていったという黒歴史をたくさん持つだけに,そこはむしろまじめさだけで加点要素なのかもしれません。

 また,阪神ほどの人気球団ともなると,このくらいの些細な出来事で記事になるのだということが確認できただけでもよかったのだろうというようにも思いました。

 ヘイグさんは,一発のある選手というよりはアベレージヒッターでマートンさんに近いタイプと聞いておりますが,あとは日本球界とどのくらい馴染めるかでしょう。
 特に,内角の球には弱そうだという話や,変化球への対応の可否ということもあるでしょうから,まずはそのあたりからキャンプで慣らしてもらいたいと思います。

 また思いついたら書きます。ではでは。

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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:12

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