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 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,東京オリンピックについて,招致委員会からIOC委員側に多額の金銭交付があったのではという記事があったので取り上げてみました。

 この件は,イギリスのガーディアン紙で報じられたもので,同紙によれば約1おく6100万円がIOC委員側委員に振り込まれたということでした。
 同紙では,招致委員会またはその代理人を見られる名義で,シンガポールの秘密口座に直接振り込まれたということでした。
 そして,その秘密口座は,「電通スポーツ」の代理人を務める人物が管理しているということで,当該IOC委員の息子らに渡ったということでした。
 このIOC委員は,東京オリンピック開催が決まった時点ではIAAF会長も務めていたということで,国際スポーツ界に大きな影響を持っていたということでした。

 そして,この件について,フランス検察は,2013年に東京五輪招致で,日本から約2億円超ものお金がIAAF前会長側に振り込まれたと明らかにしており,その上で当該IOC委員側委員はフランスからの出国を禁じられているということでした。

 この報道内容の信用性は分かりませんので,今後慎重に推移を見守る必要があるかと思いますが,もしも真実だとすれば非常に大きなスキャンダルだと思います。
 東京オリンピックは,これまでもエンブレム問題から競技場問題だけでなく様々な観点から非常に問題が多発しており,利権などが渦巻いているような気配があります。
 もちろんビッグビジネスですし,経済にも大きな影響があるでしょうから,そのすべてを否定することはよくないことだとは思うのですが,相当けちが付いてしまっているオリンピックが,その始まりの時点から問題があったとなると,これを綺麗なものとして見ていくことがどんどん難しくなっていっているように思います。

 これが真実だったとしても直ちに五輪返上ということはないでしょうが,それでも当時の責任者や関連する人達はこのことを説明せざるを得ないと思います。
 最近舛添東京都知事について色々と騒がれており,一部では猪瀬さんでよかったのではなかったかという話も出たりして,ちょくちょく猪瀬さんが話題に上がっていますが,フランス検察の捜査内容などとあわせて合理的な説明をしなければならないと思います。
 また,名前が挙がった電通さんも説明をしなければならないと思いますが,そこは報道自体がされるのか分かりません。

 ちなみに,私は,お金が渡ったことが真実かどうかという問題も関心がありますが,より関心があるのは,万一お金を支払っていたとした場合,そのお金の出所はどこなのかということです。
 また,もしもこれが本当に支払われていたのだとすれば,それをIOC委員への支払などと真の理由を公表することはまずないでしょうから,別の名目に使用したということにしているのでしょうが,それはどのように埋め合わせたのでしょうか。
 そして,それらのお金の中に税金が含まれることはあるのでしょうか。
 そう考えると,やはりこの問題を深く追及する必要があると思いますし,まずはフランス検察の続報を待ちたいと思います。


 阪神の藤川さんですが,一部報道によれば,中継ぎとして待機することとなったということでした。
 香田コーチによれば,藤川さんの中継ぎ待機の期限はいつまでと決めておらず,様子を見ながらと話していたそうです。
 また,藤川さんは
ドリスさんやマテオさん,安藤さんらとリリーフの練習メニューを消化したということでした。

 私は,以前から,スタミナ面で問題のある藤川さんには中継ぎで様子を見た方がよいと述べていましたが,これがようやく現実になりそうで安堵しています。
 阪神の先発の数は足りているとはいえず,先発の駒は必要なのですが,必要なのはあくまで試合を作れる先発であって,4回以降にスタミナが切れてしまうおそれのある藤川さんはやはり中継ぎの方が適所だろうと思います。
 今年の藤川さんの投球を見ていると,勝負所に力の入った投球をして抑えてみせることはできていたように思え,中継ぎとして1イニングないし2イニングであれば十分問題ないだろうと思います。
 ただ,スタミナ面の問題から,連投は難しいと思われ,そこは起用を考えたりする必要はあるでしょう。

 もしも藤川さんが中継ぎとして頼れるのであれば,ドリスさんの代わりにヘイグさんを1軍に上げて打力強化を図ることができると思います。
 その意味では,藤川さんの中継ぎ成功は阪神のチーム事情を大きく変える可能性もあり,私としては期待と不安と両方があります。

 鳥谷さんもスタメン降格の可能性があるような記事を見ました。
 昨日の戦犯は鳥谷さんだと思いますが,鳥谷さんは15打数ノーヒットだけでなく,左打者なのに併殺が多いところを見れば,出塁率が3割5分4厘あったとしても,昨日のように勝負所で回ってくるとやはり不安を感じざるを得ません。
 また,守備も,これまで見なかったようなエラーをするようになり,安定しているとは言い難いです。

 このまま鳥谷さんを不調の状態を省みずにスタメンで出し続けると,鳥谷さんがどんどんつらい状況になってしまうと思います。
 ショートでのフルイニング出場という偉大な記録の価値は私が想像する以上のものがあると思いますが,その記録の重みはスタメンとしてプレーするに値する選手のフルイニング出場に意味があると思います。
 今の鳥谷さんにそれを強いるのは,かつて肩を痛めても強行出場し続けた金本監督を彷彿とさせられ,非常につらいです。
 もしも休みながら出場できれば,もしもショート以外の守備がもう少し楽な位置でプレーできればと思うと,この記録にこだわることによってむしろ彼の価値が下がってしまうことの方が危惧されます。

 この記録を止めることができるのは,同じ苦しみを背負ったことのある金本監督だけだと思うので,見極めた上で対応を考えてもらいたいと思います。

 また思いついたら書きます。ではでは。

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三枝康裕 | スポーツ関連 | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:19

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