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 こんばんは。


 今日は藤浪さんが先発登板しました。
 前回登板の際にはうまく復活できず,2軍落ちしましたが,先発のコマ不足の影響もあってか,早々と1軍に戻ってきまして,今日先発登板となりました。
 正直言って,私はもっと2軍で調整をさせるべきと思っていましたし,2日前の登板も1イニング18球ということで,それで一体調整具合を本当に見極められるのか,ここで藤浪さんをつぶしてしまいかねないのではないかと非常に不安に思っていました。

 そして,今日の当番を迎えたわけですが,結果を見ると7回途中の6回1/3で3安打3失点,106球で4四死球,9奪三振とまずまずの出来だったと思います。
 速球のマックスは159キロと,依然身体能力の高さを見せてくれまして,やはり素材自体は本物だというべきだと思います。
 そして,これまでの不調の原因は,どちらかというと体調を崩していたとは考えがたいとも思えました。

 今日の投球は6回まではかなり上出来なものだったと思いますが,7回に村田さんに死球を出してしまってから崩れて行ってしまい,そこで桑原さんと交代する形で降板しました。
 藤浪さんの様子を見ている限り,やはり身体能力そのものに問題はないと思うものの,死球から崩れる様はよくいわれるイップスの可能性を示唆するものだと思います。
 イップスの症状によくあることの一つとしては,普段通りのプレーをしているうちは支障がないものの,ピンチを背負ったりすると調子を崩したりするというものもあるようで,今回の藤浪さんの降板に至る経緯はまさにそれに近いのではないかと思いました。
 もしもそうであれば,藤浪さんについて調整というよりはイップスの治療を考えないといけないでしょうし,先発のコマ不足を打開するという意味で1軍で登板させ続けるのであれば交代のタイミングを考えるのは非常に重要になってくると思います。

 今日の交代のタイミングはよかったと思いますが,桑原さんにも疲れがたまってしまっているようで,思うような結果は得られませんでした。
 ですが,今日のように炎上しそうな場面を見極めて交代のタイミングを見計らう分には藤浪さんは成績を残せるだけの実力のある投手だと思うので,徐々に長いイニングを任せるような形で藤浪さんに実績を作っていってあげるべきだろうと思いました。

 そうすると,藤浪さんの登板において重要になってくるのは交代のタイミング,そしてピンチを火消しできる中継ぎ投手ということになろうかと思います。
 この点,今季では桑原さんがうってつけだったわけですが,今日は打たれてしまいました。
 桑原さんの今日の投球を見ていると,球が全体的に高めに浮いているようで,直球も150キロ出ていませんでした。
 また,スライダーも真ん中に入っていってしまっており,相当疲れがたまっているように見受けられました。
 今季の勝利の多くは桑原さんに依存するものだったように思えるのですが,ここにきて桑原さんの疲れは非常に痛いと言えます。
 ただ,これまで相当ピンチの場面ばかりで投げさせてきたことを考えると,一度2軍で休ませてクライマックスまでに調子をあわせてきてもらうことができればいいと思えます。
 とはいえ,それをできるだけの贅沢を言いづらい状況にもあるのですが。

 さらに,岩崎さんも厳しいように思えまして,藤浪さん先発において求められる中継ぎ運用がなかなか難しい状況にあることも事実です。
 今季はメッセンジャーさんの離脱などなかなか選手起用に厳しい状況も多くあるのですが,それでも他球団も万全なところはないでしょうし,やりくりしていくしかないのでしょう。

 このように,藤浪さんはまずまず,中継ぎ陣が崩れたという試合ではありましたが,今日の敗戦の原因は失点が多かったことのほか打線がまるで機能できなかったこともあげられると思います。
 6失点は大きいことはいうまでもないのですが,それでも2安打ではもっと失点が少なかったとしても勝ちようがありません。
 畠さんは前回の横浜戦での好投を考えればよい投手なのは間違いないのでしょうが,それにしても阪神打線は無抵抗だったというべきでしょう。
 いくらいい投手相手だったとしても,藤浪さんの降板に関してもう少し打線が援護できていれば精神的にも落ち着けたかもしれないと考えれば,打線のふがいなさは大いに問題にすべきことであろうと思います。

 読売のホームでの試合で,かつ例年阪神が落ちてくる時期であることを考えれば,3タテされなかっただけでも上出来というべきかもしれません。
 ですが,今日の敗戦で着々と広島さんは首位に近づいており,阪神としてはもう少し意地を見せてもらわねばならない試合だったと思います。
 今週のカードはホーム甲子園でヤクルトさんと中日さんという下位球団を迎え撃つわけですが,ここは最低でも4勝2敗で乗り切ってもらわないと次の話をしようもないと思います。
 今日のような情けない打線は,次のカードでは見せないようにしてもらいたいと思うばかりです。

 なお,右足腓骨骨折のメッセンジャーさんですが,アメリカに一時帰国していたところ,本日再来日しました。
 患部の手術を追えたそうで,29日から鳴尾浜でリハビリを再開するということです。
 クライマックスでの復帰を目指しているということですが,私は今季はもはや絶望だと思っていただけに非常にうれしいニュースだと思っています。
 いきなり本番というのはかなり厳しい条件だとは思うものの,現在のコマ不足の先発投手陣にメッセンジャーさんが入ってくれれば間違いなく戦力に厚みが出ると思います。
 期待しすぎて患部に問題が残っても困るのですが,期待して待っていたいと思います。

 日ハムさんを離れることになったメンドーサさんを阪神が獲得するかという話が出ていましたが,最終的には獲得を見送ったようです。
 メッセンジャーさんが離脱した今としてはメンドーサさんは大変魅力的ではありましたが,上記の通りメッセンジャーさんの復帰見込みが1月後であるならば,外国人枠との関係上でメンドーサさんの出番がほとんどなくなる可能性もあるため,この判断は仕方がないのかもしれません。


 また思いついたら書きます。ではでは。

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三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(0)  | trackbacks(0) | 21:39

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