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 こんばんは。


 昨日白鵬さんが40回目の優勝を決め,今日優勝インタビューがなされました。
 そこで,白鵬さんは,先日の日馬富士さんの貴ノ岩さんに対する傷害事件について,言及しました。
 内容は,このような不祥事が生じたこと自体についてお詫びをした後,場所後に真実を話して膿を出し切って,日馬富士さんと貴ノ岩さんを再び土俵に上げたいということでした。
 一方,相撲協会の八角理事長は,謝罪をした上で,一日も早い解決に努める旨意向を表明したということでした。

 先日事件の報道があってから,たまに記事でこのことを目にするのですがが,正直言って個人的にはそれ以上に興味のない問題です。
 その最たる理由は,真実がよく分からず,皆が憶測で話を語り,方針を述べるということに終始していると思われるからです。
 本来の当事者は日馬富士さんと貴ノ岩さんですが,その二人が置き去りにされたまま,周りが話を盛り上げ,事実関係がよく分からずに物事が進行していることが否めません。
 こちらとしては事実が知りたいだけですから,その事実に行き着く過程を伝聞で報道されたり,あまり関連がなさそうな人が「こういう解決が望ましい」と勝手な意見を言ったりしている報道はほとんど見る価値のないものだと思っています。
 騒動が出てから今まで事実関係すらよく分からない状態が続いているので,私としては事実関係がはっきりした後でないとこの関連の報道にはほとんど価値を感じず,時間の無駄というように思えてなりません。

 現在当事者の意見が食い違っているように思えますが,そうなるともっとも有力な手がかりは傷の状況ということになるのでしょう。
 今回は診断書が数通あるなどと聞いていますが,結局もっとも問題になるのはカルテや画像でしょうし,それらがマスコミに公表されることはないでしょうから,マスコミ報道からはっきりした事実関係が出てくるとしても当分先なのだろうと思います。

 そして,白鵬さんがどのような意図で今日の言及に至ったのかは分かりませんが,処分を決めるのは検察や裁判所,相撲協会であり,白鵬さんは横綱という地位こそあっても決定権者ではないため,その言及もよくなかったと思います。
 今日の白鵬さんの言及は,結局,白鵬さんが日馬富士さん側の立場に立っているのだと表明しているようにも見えてしまい,むしろ貴ノ岩さんの現在の境遇が苦しそうだな,白鵬さんの意向を相撲協会等が忖度しなければいいがと思う以上の感想はもてませんでした。

 貴ノ岩さん側が相撲協会の聴取に応じていないことについて,いろいろと意見があるようですが,それが本人の考えによるのか親方の考えによるのかは不明であるものの,聴取の機会を提供した上で応じないのであれば,それを前提とした判断を下すだけなのだろうと思います。
 両当事者で意見が食い違っている場合,相撲協会が中立の立場から見解を出す能力があるのかは分からず,もしも早期解決を目指して意見聴取というアリバイを作って説得したいだけならば,聴取に応じないという判断も防御策としてはありうると思ったからです。

 傷害事件としての存在は明白で,問題はその内容と程度なのでしょうから,おおよそ刑事処分の見込みはついた事件であると言えると思います。
 これまでこれだけ事実関係が分からなかったのですから,おそらく数日中に事実関係が明らかになることはないのだろうと思いますし,いずれ下される刑事処分を待てばいいのだろうと思います。
 私としては,不確かな憶測にこれだけマスコミが振り回される日本という国は平和だと改めて思いました。


 阪神が,大和さんの流出に備えて,横浜さんを戦力外となった山崎さんの獲得に動いているという記事を見ました。

 私の記憶では,山崎さんは,内野の守備が大変うまいけれども,靱帯を怪我していてこのところあまり出場機会のない選手だったというものです。
 また,打力の方はあまり期待できないとも聞いたことがあります。
 そうすると,靱帯の状態が悪くなければ,来季は守備固めとして期待できる選手であると考えられます。

 最近大和さん関連の報道はあまり目にしなくなりましたが,現状横浜さんかオリックスさんに流出する可能性が極めて高いといわれています。
 阪神の守備力は12球団の中でも低く,それだけに大和さんの守備力が極めて貴重だっただけに,流出するとすれば極めて深刻な事態になるということは間違いないと思います。
 阪神としては,それに備えて,大山さんにショートをやらせてみたり,森越さんの年収を増額して来季に期待してみたりといろいろ考えているようですが,さらに山崎さんを獲得してその穴を埋めようということなのでしょう。
 これだけで大和さんの穴の大きさというものがよくわかるわけですが,大和さんは外野も守れる人材だっただけに,山崎さんの靱帯が万全だったとしてもまだ大和さんの穴が埋まったということはできないと思います。
 外野については俊介さんが上がってきているのですが,できれば外野守備が大変うまい江越さんも出てきてもらえたらかなり外野守備は安定するのですが。
 とはいえ,江越さんが出てくるためには,最大の課題である打率をどうにかしないとならず,そのめどを立てられるかが大きな問題でしょう。

 大和さんが残留すれば全てが杞憂に終わるのですが,未確定のことを決めつけて対策をしないというのはよろしくないので,この判断自体は正しかったと思います。
 ファーストの新外国人選手を含めてまだ来季の構想は未定な部分が多いですが,こればかりは時間をかけてやっていくしかないのでしょう。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | よろずごと | comments(0)  | trackbacks(0) | 21:42

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