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 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,自民党のナイトタイムエコノミー議員連盟がラグジュアリーマンデーという案を出したというものがあったので,取り上げてみました。

 この議連が12月14日にまとめた中間提言では,深夜のデジタルダーツやシミュレーションゴルフの解禁,月曜日の出社時間を遅らせるラグジュアリーマンデーなどの提案があったということでした。
 その他,中間提言には,地下鉄の終電延長と連動した深夜バスの運行や相乗りタクシーの解禁,夜の観光情報発信のための多言語サイト,外国人観光客にもわかりやすいチケット販売システムの構築などが上げられたそうです。
 これらの施策を推し進めるため,来年をめどに官民一体の協議会を設立し,官公庁が主体となってライブハウスや倶楽部,劇場,飲食店などの様々な事業者団体と国や自治体をネットワークすることを目指すということです。
 中間提言には,ナイトメイヤー(夜の市長)制度の指針作りや夜間GDPの算出手法の確立などもうたわれているそうで,今後首相に提出する予定とのことです。

 この中間提言を読みましたが,景気を良くするためにいろいろな余暇にお金を使えるよう,規制を緩和したり,交通の便を良くしたりと様々な対策を考えているように思えました。
 正直言ってそれを導入するのはどうなのかと思うものもなくはありませんでしたが,検討をするだけであれば別にいいのではというようにも思えました。

 ただ,タイトルでも取り上げたラグジュアリーマンデーという提案については止めた方がいいように思いました。

 まず,似たような制度で既に導入済みのプレミアムフライデーですが,既に形骸化していることは世間のよく知るところだと思います。
 最近はその存在すら忘れ去られているように思いますが,そもそも導入時から実践していた企業がどのくらいあったのかと疑問に思えてなりません。
 それと同様の制度としてラグジュアリーマンデーという制度を導入するとなれば,プレミアムフライデーと同じ末路をたどるのではないかと思えてならないのです。
 もしも新しい似たような制度を導入すると考えるならば,先に現在あるプレミアムフライデーをより意味のある制度にしてからというのがまっとうな順番なように思えてなりません。

 次に,ラグジュアリーマンデーを導入した場合,月曜午前中を休みにして,その分の仕事はいつやるという設定なのでしょうか。
 もしもこれを残業してやるということならば,トータルの労働時間が変わらないだけでなく,単純に不規則な労働時間になるでしょうし,企業側も払わなくてよい時間外労働手当の負担を負うこととなります。
 労働時間が減るのであれば労働者に有利かもしれませんが,別に仕事量が減るわけでもないのに労働時間だけ強引に変更しようというのであれば,何の意味があるのだろうかというように思えます。

 第3に,この案の根幹には,労働者のゆとりの問題のほか,空いた時間でお金を使ってもらって経済を回していくことにあると思います。
 ですが,もしもラグジュアリーマンデーによって労働時間が減ってしまい,そのまま残業もなかったとすれば,単純に労働者の賃金は月曜日の半日分減少することになるのでしょう。
 いろいろなところで低賃金が問題だといわれている昨今,もしもラグジュアリーマンデーによってさらに賃金が減るとすれば,そもそも遊びに使うお金がなくなり,家にいるという人も少なくないのではないでしょうか。
 もしもそうであれば,遊びでお金を回すという発想ではなく,月曜日午前も仕事にして仕事でお金を回してもらう方が経済的には合理的なようにも思えますが,どうなのでしょうか。

 ふと思っただけでも,このラグジュアリーマンデーという案は,プレミアムフライデーの二の舞になる未来ばかりが想像されます。
 もしも本気でラグジュアリーマンデーの導入を検討するならば,プレミアムフライデーの失敗を認め,その原因を分析し,世間に浸透させてからにしてもらいたいと思います。


 ソフトバンクさんを離れることになった松坂さんですが,一部記事では,阪神側に売り込みをかけたものの,阪神が断ったという記事を見ました。
 一方,松坂さん側の話によれば,断ったのは松坂さんであり,勝手なことが書かれすぎていると反論したという記事も見ました。

 私にしてみると,どちらが真実なのかは分かりません。
 ただ,現在の阪神の状況を考えた場合,松坂さんは阪神の来季の構想に入れることはないだろうとは思います。

 阪神は先発のコマ不足ではありますが,それは確実に計算できる先発投手が不足しているという意味であり,期待される頭数は揃っているとは言えます。
 その一角を切り崩すのであれば,成長が期待される若手の育成よりも優先できるくらい勝ち星を挙げられる見込みがなければならないだろうと思います。
 ですが,ソフトバンクさんにいた3年間を見る限り,現在の松坂さんにその力を感じることはできません。

 また,中継ぎ投手以降については,ベテランの藤川さんらが控えている以上,松坂さんを年齢だけで切り捨てることは間違いだとは思います。
 とはいえ,阪神の中継ぎ投手陣は盤石であり,そこに食い込むには相当の成績が期待されるところ,残念ながら現在の松坂さんにはその期待は難しいと思います。

 松坂さんは,ソフトバンクさんにいた時期,多くのファンに期待されつつも,それに応えることはできず,その活躍はもはや過去のものと思われてしまっています。
 それを挽回するには,ソフトバンクさんでの登板で結果を出すことでしたが,それも叶いませんでした。
 その上,コーチを打診された際にはそれを断ってしまっており,目をかけてくれたソフトバンクさんに不義理を働いた選手と見られてしまっているように思われ,他球団もソフトバンクさんの手前獲得しづらい状況になってしまっていると思います。
 そのような中で獲得の話があったとしても,よほどの活躍の見込みがなければ獲得はしづらいと思われ,阪神が断ったかどうかは別として阪神が獲得しなかったことは結果としてそうなるべきだったかなとは思います。

 一方で,あれだけの大選手であった以上,このまま終わってしまうのは惜しいという気持ちはあります。
 かといって,右肩痛のある中でどのような形で野球に携わっていけるのかは未知数の問題もあり,何とも言い難いところです。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:26

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