Powered 

by Tigers-net.com
 こんばんは。


 先日CSファイナルステージで破れて今季が終わった阪神ですが,その後森越さんが追加で戦力外通告され,これをもって戦力外通告は終了の予定ということです。

 阪神は,結果こそ3位で終わりましたが,その順位はペナントレース終盤における投打の噛み合った爆発力があってこそというものであって,安定的な実力で勝ち取ったものとは言い難いものでした。
 シーズンを振り返れば,投手陣はよく頑張っていたかと思いますが,野手陣は,投打が噛み合ったときには非常によく活躍できるものの,そうでない時期は貧打過ぎて目も当てられないという展開が多く,極めて不安定であったと思います。
 また,守備についても,内野外野ともにこのようなミスをするのかとプロの水準に達しているとは思えないようなプレーを何度も目にすることになり,観戦に行った時にそのようなプレーをされた日には本当に何とかしてくれと頭を抱えたこともありました。
 そのため,3位という順位とはいえ,もはや阪神の戦力はBクラスのそれというべきものであって,特に野手陣については攻守ともに極めて大きな課題があるものですから,来季に向けてこれをどのように立て直すのかというのが問題であることはおそらく誰もあまり異論がないように思います。

 それだけに,今季のオフは,野手陣を大きく変革することが当然求められていたと思います。
 特に,阪神の野手陣を見返すと,2軍で滞留する野手陣が多く,かつ2軍戦でもそこまで打撃が光る選手が少ないという状態でした。
 また,2軍野手陣の年齢も比較的高く,残念ながらチームにそれなりに長く滞在はしているものの芽が出なかった選手が少なからずいる状態です。
 そのため,私は,野手陣について大きな血の入れ替えが必要だと考えていて,今季の実質的戦力を考えてもある程度の人数の野手が戦力外通告を受けるのだろうと思っていました。

 しかし,結果としてはそのようにはなりませんでした。
 その原因としては,引退や退団する選手がそれなりの人数に及ぶことが挙げられるかもしれません。
 確かに人数が少なくなりすぎることはチームとしては良くないことだとは思うものの,それでも敢えて名前を挙げないものの,私の中ではあと2名から3名が戦力外の対象となると思っていました。

 彼らを残した理由が全体の人数減の他に温情があるとすれば,それは残念ながら良くないことだと思います。
 というのは,プロの世界である以上,競争が前提ですし,温情はそれとは真逆の方向に行く安定につながってしまうからです。
 というか,本当に温情あふれる球団であれば,複数年契約の切れる鳥谷さんに対して,金額を減らした上での契約を提示するように思うのですが,それもしなかったこととのバランスを考えると,あまり温情が理由ということではないのかもしれないともいました。

 まだ日本シリーズをやっている最中で来季の戦力構想について語ることは早すぎるかもしれませんが,残念ながら現時点においてあの貧弱阪神打線をどのように立て直すのかというプランが見通せません。
 外国人助っ人の検討は当然の前提かと思うのですが,バレンティンさんなどの獲得も検討されているのでしょうか。
 バレンティンさんについては,打力は明らかに阪神の誰よりも比較にならないほど高く,非常に魅力的ですが,守備が外野であることやその程度を考えると,現在の阪神野手陣の守備力で他者が補うことができるのかといえば些か以上に不安があります。
 また,年齢も気になるところです。
 今季はFA市場は,バレンティンさんを除いてあまり有力打者という話もないようなので,補強の本命はやはり外国人助っ人かもしれませんが,日本球界に合うかどうかはギャンブルですから,これを頼りに来季の構想を完成させるのは冒険がすぎるようにも思われます。
 そういったところで,球団としてはどのように考えているのでしょうか。
 日本シリーズが終わった後に本格化しそうですが,とりあえず現時点では結構不安を感じているところです。


 日本シリーズが始まっていますが,やはりソフトバンクさんが強いです。
 阪神は,読売と比較すれば弱いと言わざるを得ないと思うのですが,その読売も強いのかといえばそこまで強いというわけでもないと思われ,ソフトバンクさんの方がやはり優勢になってしまうのかと思っています。

 阪神は,交流戦でソフトバンクさんと五分の戦いを演じましたが,当時の阪神はまだ投打が噛み合った調子のいい状態のときであったことから,いつもの阪神であればソフトバンクさんといい試合をするなどということは難しいのだろうとは思っています。
 ですが,シーズン終盤の爆発力ある阪神であれば,ソフトバンクさんといい勝負ができたようにも思われ,もしもセ・リーグ球団がソフトバンクさんと対抗できるとすればそのくらいだったのだろうなというように思っています。
 来季の阪神は,できればソフトバンクさんと対等に渡り合える戦力が付いていてくれると大変嬉しいのですが,そのためにはどうしても上記の通り野手陣をもっと向上させないと,調子のいい状態でなければどうしようもないということになってしまうのではと思います。


 また思いついたら書きます。ではでは。


↓よろしければ押して頂けるとありがたいです。

阪神タイガースランキング
三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:49

Comments

Post a Comment








Track back URL

http://bsr37.tblog.jp/trackback/358559

PAGE TOP